2026.09.17

CARS

新型「ダチア・スプリング」登場! 第2世代へと進化したベーシック・スモール【予想価格370万円未満】

シンプルかつシックで、なかなかいい顔つきなのだが……

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ダチアが「スプリング」の第2世代を発表した。2030年に向けた電動化戦略の第一弾として位置づけられる、Aセグメントの本格的な電気自動車だ。

全長・全幅を拡大した新プラットフォームで、価格は2万ユーロ以下!

初代「スプリング」は2021年の登場以来、世界40カ国以上で21万台超を売り上げという実績を持つ。新型はその名前こそ受け継ぐものの、中身は一新。



ルノー・グループの新しい小型EV専用プラットフォーム“RG-EV”を採用。全長×全幅×全高は3855×1722×1519mmで、旧型に対して全幅は180mm、全長も150mm拡大された。



開発期間を2年未満に短縮するルノー・グループの新開発プログラムを初めて適用したモデルでもあり、生産はスロベニアで行われる。



エクステリアは、ヘッドライトとテールライトをつなぐブラックのトリム・ラインが特徴で、「ダチア・リンク」のエンブレムをモチーフにした独自の発光シグネチャーを採用。



ボディ・カラーはアガベ、シスト・グレー、ダイアモンド・ブラック、グレイシャー・ホワイトの4色を用意する。



インテリアも水平基調のダッシュボードに7インチのデジタル・メーターと10.1インチのタッチ・スクリーンを組み合わせ、ブルー系のシート地でまとめられている。





パワートレインは60kW(80ps)・175Nmのモーターを搭載し、0-100km/h加速は12.1秒、最高速度は130km/h。27.5kWh容量のリン酸鉄リチウムイオン・バッテリーを搭載し、WLTPモードで最大250kmの航続距離を確保する。



標準の6.6kW AC充電に加え、11kW ACと50kW DCに対応する急速充電パックもオプション設定され、50kWのDC充電なら15%から80%に要する時間は28分。バッテリーに蓄えた電力を外部機器に給電できるヴィークル・トゥ・ロード(V2L)機能も、このパックに含まれる形で用意された。



実用性も光る。荷室容量は337リットルとAセグメント随一で、後席を畳めば最大1283リットルまで拡大。さらにオプションでボンネット下に18リットルのフランクを備える。

車体各所にアクセサリーを固定できる専用マウントのユークリップも標準で3カ所に装備され、アウトドア志向のユーザーにも配慮した作りとなっている。



車重は1212kg〜と同セグメントでも軽量な部類に入り、電費は12.7kWh/100km(WLTPモード)を実現。ライフサイクル全体でのCO2排出量は、同クラスのガソリン車比で約60%削減を見込むという。

グレードは“エクスプレッション”と“ジャーニー”の2種類とシンプルな構成で、モーターとバッテリー、充電器はいずれも共通。価格はレンジ全体で2万ユーロ以下に設定されており、ダチアらしいコストパフォーマンスの高さが際立つ。



ただし、ダチアはこれまで一貫して日本市場に正規参入しておらず、今回の新型「スプリング」についてもアナウンスはない。ルノー・グループに属していることから、スタイリッシュでコンパクトなSUVで内燃エンジン搭載の「ダスター」などは日本市場でも商圏がないわけではないだろうが、価格的なバッティングや、ルノー自体が現時点で日本市場において純電気自動車の販売を行っていないことを鑑みると、ダチアが新規ブランドとして投入される可能性は非常に薄い。



参考までに、2万ユーロを現在のレートで単純換算すると日本円でおよそ370万円ほどとなり、電気自動車としてはかなり手頃な価格帯に位置づけられる。直線基調のシンプルなデザインは日本人受けもけっして悪くはなさそうなのだが……。

文=上田純一郎 写真=ダチア

(ENGINE Webオリジナル)
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