2019.03.20

LIFESTYLE

長年売れ残っていた難題の多い28坪の土地に建つローコスト住宅 建築家の奇想天外のアイディアは必見!!

庄司寛氏設計による奇想天外なローコスト住宅

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初代フィアット・パンダを4台、アルファ・ロメオ164を3台乗り継いだオーナーが建てたのは、やっぱり四角形が印象的な家だった。クルマと暮らす理想の住まいがテーマの雑誌『エンジン』の大人気シリーズ「マイカー&マイハウス」。今回は、売れ残っていた狭い敷地にびっくりするようなアイディアで建てた大満足のローコスト住宅を紹介。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

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パンダは4台、164も3台目というイタ車好き!

クルマと「一緒の布団で眠りたい」「一緒にお風呂に入って綺麗にしてあげたい」。子供の頃、こんな自動車との生活を夢想した、埼玉県在住の小野寺竜太さん( 40 )。父親に連れていってもらった晴海のモーターショー以来、毎回ショーに足を運んできたクルマ好きだ。しかも建築にも関心が高い。そんな小野寺さんのお宅は、大きな交差点の角地に建つ、小さいがかなり目立つ家だ。

屋根面の雨水が窓のガラス面を伝わりにくい工夫が施されているので、窓はさほど汚れず、竣工以来5年間で掃除が必要となったことは無い。


音などを含めた感覚的な部分に魅せられ、イタリア車好きとなった小野寺さん。なかでも思い出深いのが、ジウジアーロの手による初代フィアット・パンダだ。これまで4台のパンダに乗ってきたが、なかでも1台目は、エアコンを外し、ロールケージを組み込むなどの改造を施し、パンダ・カップに参戦した。現在所有のイタリア車は、アルファ・ロメオ164Q4(1996年型)。自動車雑誌の見開き広告写真で心を奪われたクルマである。たしかにエンリコ・フミアの手によるこのデザインは美しい。そう、小野寺さんは直線的なデザインが好きなのだ。そして今の164は3台目。縁があって、知人の元から3年前にやってきた、走行距離が15万キロのクルマである。

これまでパンダは、小野寺さんの元を1、2年で離れていくことが多かったが、164とはどれも数年を共にしている。しかも今の164ともう1台のアルファ・ロメオ、166の2台持ちの時期もあった。しかも猛暑の夏でも信頼できるクルマが必要となった際、古いがよりイタリア的な164を手元に残し、166を手放している。

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