オシャレで便利で、スポーティで快適なコンパクトSUV。そんな相反する欲求が実現するはずがないのに、XC40は、本当のホントにそれができている。見た目はご覧のようにオシャレさん。力強いリヤのピラーがステキなアクセントだ。走ればハンドリングはとっても軽快。なのに乗り心地は驚くほどしなやかで、大型サルーンのようなゆっくりしたロールが快感だ。2リッターターボ・エンジンはとってもパワフルで、要はすべての操作系のレスポンスが気持ちイイ。
特筆すべきは、軽自動車のような便利装備の数々だろう。ティッシュ箱の収納やレジ袋のフック、ゴミ箱などの便利装備が、生活感なしのオシャレ感満点で実現している。まさか!である。これでもう少し全幅が狭ければ、軽自動車の代わりも務まるだろうに。惜しい。しかしこのクルマ、本当に日本の軽に学んだのではないか。そして軽を超えたのではないか。だとしたらボルボ実に恐るべし。
デザイン・コンシャスで安全かつ快適なSUV。XC40は、そんな言葉がぴったりな1台だ。遠出はXC40の得意技。パイロット・アシストをオンにしていれば、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とLKA(レーン・キーピング・エイド)によって、安全で快適な長距離ドライブができる。オーディオ・サウンドも素晴らしい。ドアにはスピーカーがないが、ウーハー機能を備えたスピーカーを足もとの奥にマウント。おかげで大きなドア・ポケットが備わっている。
パイロン・スラロームではSUVらしからぬフットワークを見せた。右に左に、スムーズなロールで駆け抜ける。揺り戻しも感じさせない。背の高いSUVとは思えない足さばきだ。Rデザインはスポーティなサスペンションを装着しているが、乗り心地も悪くない。硬さはあるが、バウンシングの収束が早い。つまり、上下動が少ないのだ。だから乗り心地に嫌味がない。人間の眼は自動手振れ補正機能を持っているから、それを使う必要もなく、疲れにくい。
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写真=神村聖
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