このガイシャ、「バイク・フィーリング」がスゴイ! ちなみにこのモデル、他の国では"バイク"扱いだが、日本では"クルマ"扱いとなる。結果、排ガス規制をEURO3からEURO6対応にしなければならない。そして、1年半かけて日本の規制をパスさせたインポーターの努力と執念もスゴイ。で、どんなクルマかというと、プリミティブで、ネイキッドで、ひたすらハンドリングが楽しいクルマである。シンプルで軽量、リア・タイヤは1輪のみ。電子制御も付いていない。スタビリティないよ! と言われて乗ってみたが、予想以上に安定性は高い。駐車場で振り回してみたが、そう簡単にリア・タイヤがスキッドするわけでもない。恐る恐る公道に出てみると、スピードが上がるに連れ風が顔に刺さる。トラックの近くを走ろうものなら、小石まで飛んでくる。マジでヘルメットが必要だ。でも、なるほど、バイクと思って乗ると、遥かにスタビリティが高いし、安心感も高い。最近、大きく重く、電子制御で帳尻合わせするクルマが多く、「素」で本質的な楽しさを味わえるクルマが少ないなーと実感。(佐藤久実)
学生の頃、相当気合い入ったサイドカー乗りだった私の憧れが3ホイラーでした。3輪車乗りからすれば、最も高級な乗り物ですから。されど40年間一度も乗るチャンスに恵まれず。だから還暦過ぎたジジイなのにワクワクしちゃってる。走り出すと現代版の3ホイラーもバイクの親戚だった~。空冷Vツイン・エンジンで、リア駆動はチェーンならぬベルト。ステキなのがタイヤ。超ラウンド・ショルダーになっているサイドカー用のタイヤ風。やっぱし原点バイクですよ。フローティング・マウントされた2気筒2リッターのVツインは案外滑らか。絶対的なパワーこそないが、気持ちよ~く走る。冷間時の排ガス規制のためオリジナルより薄い混合気になっているけれど、英国仕様を知っている輸入元のジャスティンさんによれば「オリジナルのミクスチャーなら2000回転前後のドコドコという鼓動が最高です!」。イギリスのカントリー・ロードをVツインの鼓動を感じながら走ったらどんなに楽しいことだろう! こいつを買えるヒトは幸せだと思う!(国沢光宏)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2024.12.18
LIFESTYLE
Maserati GranCabrio × PRADA スタイリス…
PR | 2024.12.19
WATCHES
365日の相棒! シンプルなデザインに最新技術を詰め込んだ、ザ・シ…
PR | 2024.12.18
CARS
【プレゼント】公道を走れるレーシング・マシンからラグジュアリー・オ…
PR | 2024.12.13
WATCHES
機能美にあふれ身に着ける人を鼓舞する時計、IWC
PR | 2024.12.12
CARS
「我が家はみんなイギリス好き」初代から3台を乗り継ぐ大谷さんの家族…
PR | 2024.12.12
CARS
SUVに求められる要素をしっかり満たしている 新しくなったルノー・…
advertisement
2024.12.20
【リセール無視、胸が高鳴る400万円台新車】第1位は武田公実が「内燃機関の在庫車が入手できるのは最後のプレゼント」と欲しくてたまらないあのクルマ!
2024.12.18
【もうええでしょう、即注文! 600~800万円台新車】第1位は編集部シオザワが「還暦を過ぎて乗ったらカッコいいジジイになれます」と大プッシュするあのクルマ!
2024.12.15
2024年版【 来い! 俺の宝船! 1000万円台】第1位は齊藤 聡が「消えゆくのを待つばかりのNA水平対向6の鼓動を楽しめる」と喜びを噛みしめたあのクルマ!
2024.12.17
【俺の年収の壁も撤廃希望! 800~1000万円新車】第1位は日下部保雄が「その昔に憧れ、今その志を受け継いだミドシップに乗れるのは幸せだ」と尊むあのクルマ!
2024.12.17
新型メルセデス・ベンツEクラスにAMGモデルのE53が登場 3.0リッター直6ベースのPHEV