2021.06.06

CARS

お気に入りの愛車との過ごし方 リンカーン・ナビ ゲーターと会社経営者の山内敦さん

やまうちあつし。1973年福島県生まれ。大学卒業後、アパレル・メーカーに勤務、PRとマーケティング職に従事したのちに独立。ファッション、自動車、腕時計、建築など、幅広いジャンルのメーカーのPRを請け負う。スパークリングワインをこよなく愛する1男1女の父。

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PR会社を経営する山内敦さんの愛車はリンカーン・ナビゲーター。バス釣りの頼もしい相棒です。


「とにかくバス釣りのタックルがたっぷり載せられ、バス用ボートも牽引できるようなクルマ。そして何より人とかぶらない個性的なのが欲しかった」という山内 敦さんが選んだのは2003年式のリンカーン・ナビゲーターの第2世代モデルだ。


米国からやってきた

出会いは、湖のほとりで見かけたバス釣りのプロが乗るクルマだった。


「こんなの見たことない!こんなラグジュアリーでかっこいいクルマがあったとは! と衝撃を受けました」


すぐに調べて、米国フィラデルフィアから取り寄せたのだそうだ。


荷室には何を積んでいますか? 「釣りの日は、長さや硬さの異なる複数のロッド、ルアーなどが入ったボックスでいっぱいです。エレキ(小型ボートのモーター)やコンパクトな魚群探知機も!」
お気に入りのディテールは? 「ヘッドライトなど、いかつい顔も大好きですが、ドアの開閉とともに、せり出してくる電動ステップ“パワーランニングボード” が最高。とにかく乗降しやすいです。」

「1998年に登場して、米国のラグジュアリーSUVの先駆けになったクルマです。スクエアなデザインは武骨に見えますが、女性デザイナーが手がけたクルマだけあって、どことなくエレガントな雰囲気が漂う。“燃費は良くないけれど、顔はいいよね”と妻からも高評価です」


走行距離は(6万キロで入手して)現在17万キロ、これまでコンプレッサーがダメになったり、オルタネーターが故障したり、いろいろとトラブルはあった。


ドライブ服のこだわりは? 「陸からの釣りでは“いかにも”な恰好はしません。コートは撥水性にも優れたナナミカ×スローウェアのもの、サングラスはグローブスペックスのものです。」

「ただ10年以上乗っている割にはトラブルの頻度も少ないほうではないでしょうか。いまだにこれを超えるクルマに出会わないので、きっと最後まで乗りきるんだろうと思います。最近は忙しさにかまけて、ほとんど釣りにも来ていませんでしたが、息子が小学生になったら一緒にバス釣りに出かけたい」


助手席に頼もしい“ナビゲーター”が誕生する日も近いのだ。


写真=岡村昌宏 構成・文=小林尚史(エンジン編集部)


(ENGINE2021年5月号)

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