CASIO(カシオ)/G-SHOCK MT-G MTG-B2000PH カーボン素材を活用した「MTG-B2000」のデザインをベースにして、新たにステンレススティールにグラデーションのレインボーIPを施し、ダイアルやブレスレットなどもマルチカラーで彩り、インパクトあるデザインに仕上げた最新作。標準電波受信、ワールドタイム、スマートフォンリンクなど機能も満載。タフソーラー、クオーツ。ケースサイズ55.1㎜×51㎜。税込14万3000円。

別体構造のベゼルとケースにそれぞれ横と縦のグラデーションのレインボーIP処理を二重に施すが、2つと同じものがない。
強烈なインパクトを放つレインボーカラーふつうに考えるようなレベルを超えた時計をクリエイトする凄ワザがなんといってもカシオの持ち味。そんなカシオの新作におけるサプライズは、「ブルーフェニックス」をテーマにデザインされたレインボーカラーのスペシャルモデル。IP(イオンプレーティング)技術を駆使した「G-SHOCK MT-G」は、これまで以上に壮絶なルックスで圧倒する。また、クルマ好きにとって興味深い新作は、F1チ-ムのスクーデリア・アルファタウリとコラボして、マシンと同様の6Kカーボンをダイアルやベゼルに用いたいかにも精悍な「エディフィス」だろう。
CASIO(カシオ)/エディフィス × スクーデリア・アルファタウリ ECB-10AT ダイアルに6Kカーボンを採用し、チームカラーの紺を基調としてダイアルやケースバック、ベルトの遊環にロゴを刻印。ストップウォッチ、ワールドタイム、スマートフォンリンクなど多機能。クオーツ。ステンレススティール、サイズ51.0㎜×48.5㎜、10気圧防水。税込3万8500円。
時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た! 素材のマジシャンのようなレインボーIPは、テクニックは凄いに違いないが、この色 合いは人によって好みは分かれるだろう。むしろ素材のアレンジで注目したのは6Kカーボン。いまやふつうに使われるカーボンだが、素材が生むスポーティルックは常に魅力的だ。ENGINE編集部・前田清輝はこう見た!IP加工に磨きをかけるカシオ。色の設計においては耐久性もテストしているという ことだが、レインボーIPは発色する部分も決められているというのだからスゴい! それにしてもベゼルの形状がオクタゴン(八角形)なのはやはりトレンドか。文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)(ENGINE 2021年5月号)