2021.08.30

CARS

BMWの走る芸術品をデジタルで再現 AR技術を活用したBMWアート・カーの展覧会を開催

BMWが芸術後援活動であるBMWグループ・カルチュラル・エンゲージメントの50周年を記念し、これまで制作したアート・カーのヴァーチャル展覧会を開催する。

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独創的なデザインでBMWを彩る

アート・カーは、芸術の造詣が深かったレーサーのエルヴェ・プーラン氏が「BMWモータースポーツ」創始者のヨッヘン・ニーアパッシュ氏と共同で企画したもので、1975年にブラーン氏が所有するBMW3.0CSLのボディに、現代美術家のアレクサンダー・カルダーが絵を描いたのがはじまりだ。以降、19人の著名な芸術家が、それぞれの時代のBMW車を独創的なデザインで彩った。

アレクサンダー・カルダーの3.0CSL(1975年)

ARでアート・カーを見事に再現

このアート・カーを無料アプリのAcute Artを介して鑑賞できる史上初の拡張現実(AR)を使った展覧会が「BMWアート・カーズ」である。最初に公開されるのは7台で、そのラインナップはカルダーの3.0CSL(1975年)、マイケル・ジャガマラ・ネルソンのM3グループA(1989年)、ケン・ドーンのM3グループA(1989年)、加山又造の535i(1990年)、エスター・マフラングの525i(1991年)、ジェフ・クーンズのM3 GT2(2010年)、ジョン・バルデッサリのM6 GTLM(2016年)だ。

以降、2週間ごとに追加され、スイスで開催される現代アートの見本市、アート・バーゼルに合わせて全車がアプリ上にアップされる予定。また9月21日には、バーゼル美術館でカルダーのアート・カーが実際に展示される。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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