2021.10.13

CARS

自動車ジャーナリストの生方聡が選んだ第1位はフォルクスワーゲン・ゴルフ!【エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス2021】

クルマ好きはどんなクルマを欲しているのか? コロナ禍の今「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今、身銭を切ってでも欲しい20台を挙げた。自動車ジャーナリストの生方聡さんは「マイ・ホット20」ではEVにも注目。でもやっぱり第1位に輝いたのはやっぱりこのクルマ、コンパクトカーのベンチマーク、新型フォルクスワーゲン・ゴルフだ!!

EVのゴルフも手に入れました!

EVが身近になった昨年11月にEVのフォルクスワーゲンeゴルフを手に入れた。実は25年前くらいからEVを所有したいと思っていたのだが、ここにきて手の届く価格のモデルが増え、急速充電のインフラも整ってきたことから購入に踏み切った。EVが日本でより身近な存在になったことを実感する今日このごろ、トップ20内のEVの数は増えている。

1位 フォルクスワーゲン・ゴルフ(新型)



コンパクトカーのベンチマークのゴルフ。先代にあたる7代目だけでも3台乗り継いでしまった私としては外せない一台なのだが、実際に試乗してみると、あらゆる部分に進化が見られ、さらに魅力的なクルマに生まれ変わっていた。

2位 アウディA3/S3スポーツバック&セダン



ゴルフと基本設計を共有しながら、さらに上質さや気持ちよさを高めた。先々代、先代と乗り継いだ身からは、パワートレインなどの進化が著しく、新時代のプレミアムコンパクトにふさわしいクルマに仕上がっている。

3位 ルノー・メガーヌ(RS含む)



メガーヌのなかでも一番のお気に入りがホットハッチのRS。扱いやすいボディサイズに威勢の良いエンジン、そしてなにより、クラストップレベルの俊敏なハンドリングは気持ちいいのひと言。ゴルフ乗りには最も気になる存在。

4位 メルセデス・ベンツ EQA



EQCよりも手頃なサイズと価格で、気持ちの良いEVライフが始められるEQA。日本で勢いのあるブランドだけに、輸入EVの普及が進むかも!?

5位 マツダ・ロードスター



日本にこれほどオープンカー文化を広げた立役者は、いまなお現役。継続は力なりというが、これからもずっと走り続けてほしい一台。

6位 ポルシェ 718ボクスター(T、S含む)

911の弟分の718だが、手軽に気持ちのいいオープンエアモータリングとスポーティな走りが楽しめるという点では911の上を行く。

7位 ジープ・レネゲード

コンパクトSUVがもてはやされるなかで、老舗ブランドの圧倒的存在感とSUVの楽しさが手頃な価格で手に入るのは大きな魅力。

8位 BMW Z4

私も含めて「オープンカーはやはりソフトトップ」と思っている人には絶対気になるZ4。後輪駆動がもたらす走りの気持ちよさも見逃せない。

9位 プジョー208(e-208含む)

モデルチェンジごとに魅力が増す208。今回はピュアEVのe-208が用意され、容易に手の届く価格でEVライフが始められるのがうれしい。

10位 フォルクスワーゲン・アルテオン

VWらしからぬ(!?)スタイリッシュなデザインが魅力の4ドアクーペ。マイナーチェンジで登場予定のシューティングブレークも興味津々。

11位 アウディA5/S5スポーツバック&クーペ

クーペも好きだけど、4ドアクーペのスポーツバックのカッコ良さにはいつも目を奪われる。アバント派の私もすっかり宗旨替え。

12位 ボルボ XC40

強豪ひしめくコンパクトSUVカテゴリーにあって、デザイン、クオリティに加えて、走りの良さが光るXC40。いま買うならPHEVを選びたい。

13位 ホンダe

航続距離を稼ぐには大容量バッテリーを積むのが手っ取り早いが、あえて逆のアプローチを採るホンダeの潔さに一票。

14位 ミニ・クラブマン(JCW含む)

ミニの中で最もミニらしいのは3ドアだけど、個人的にはユニークなスタイルと優れたパッケージングのクラブマンが好き。

15位 日産リーフ(NISMO含む)

日本のEVの普及の立役者として、尊敬すべきモデルがリーフ。いまなら、バッテリー容量だけでなくシャシーが強化されたe+を選びたい。

16位 フィアット・パンダ

ジウジアーロがデザインした初代以来ずっと好きなパンダ。派手さはないが、乗るたびにベーシックカーとしての魅力が感じられる一台。

17位 ルノー・カングー

フランスのユーティリティビークルのなかで、一番シンプルで、走りも気持ちがいいのがカングー。息の長い人気もうなずける。

18位 フォルクスワーゲン・パサート(ヴァリアント、オールトラック含む)

圧倒的な広さとコスパの高さが自慢のパサート。クロスオーバーのオールトラックは存在感も高く、これ一台でなんでもこなせる魅力がある。

19位 ポルシェ パナメーラ(スポーツ・ツーリスモ含む)

私には手の届きにくいクルマだが、プラグインハイブリッドのスポーツツーリスモは、まさにオールマイティなスポーツカーといえる。

20位 プジョー 2008(e-2008含む)

e-208同様、EVの購入を検討している人には魅力的な選択肢になるe-2008。SUVとしては低めの全高のおかげで都市での使い勝手も良い。

文=生方聡(モータージャーナリスト・エディター)



(ENGINE2021年9・10月号)

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