2021.09.23

CARS

次期アウディA8を提唱する流麗なクーペ・スタイルの2+2サルーン【ミュンヘン・ショー2021】

アウディの未来を示すコンセプト・カー、「スフィア」シリーズの第2弾がミュンヘン・モーターショーで姿を表した。グランドスフィア。アウディが提案する次世代の高級サルーン。ということは、次期A8のデザイン・スタディだったりするかもしれない。

第1弾のロードスターの次は高級サルーン

2021年8月にスフィア・シリーズの第1弾として発表したロードスター・タイプのコンセプト・カー、「スカイスフィア」と共通する要素としては、レベル4の自動運転に対応するEVという点が挙げられる。自動運転時にステアリング・ホイールやペダルが格納される機能も同様に備える。





トンネル・バックの斬新なデザイン

パワートレインは1モーター後輪駆動だったスカイスフィアに対し、こちらは前後2モーターの4輪駆動を採用。最高出力721ps(530kW)、最大トルク960Nmを発生し、0-100km/h加速は4秒強となっている。バッテリー容量は120kWhで、航続距離は最大750km以上。また最大270kWの急速充電が可能で、300km程度を走行できる電力量なら最短10分、残量5%から80%までのチャージを25分未満で完了する。

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=5350×2000×1390mmで、ホイールベースはA8のロング版より長い3190mm。全高の低さが際立ち、遠目にはファストバック・クーペのようなシルエットだ。しかし、後方から見ると、長く伸びたCピラーとルーフ・エンド、立てられたリア・ウインドウとフラットなリア・セクションがミドシップ・スポーツカーによく見られるトンネル・バックのようなスタイルを形成しているのがわかる。





前席がこのクルマの特等席

EVらしく前進気味のキャビンはBピラーのない大開口の観音開きドアからアクセス。アウディがスフィアと呼ぶ居住空間は、透明なルーフから差し込む光とドア・トリムから連なる低いカウンターのようなダッシュボードなどのデザインが合わされることで満点の開放感を有する。

自動運転時には前席を後方へ大幅にスライドし、ファースト・クラスのような広々としたスペースで快適に移動することもできる。アウディはこのクルマを前席こそがもっともリラックスできる2+2だと定義する。ダッシュボードの前面は投影スクリーンとなっており、自動運転時には映画などを楽しむことも可能だ。操作はジェスチャーや視線の移動で行える。

自動車業界のトレンドセッターになるというアウディの主張を具現化したというグランドスフィア。盛り込まれた技術やデザインは将来的に実用化するとしている。ちなみに、レベル4の自動運転は2020年代後半の実用化を目指す予定だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP



RELATED