2021.09.25

CARS

【第3位】ランドローバー・ディフェンダー 70年ぶりの新型がエンジン・ホット100で堂々3位の快挙!


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それについては「全身最新鋭設計に秀逸デザイン、しかも世界最高峰のままの悪路性能。武骨な作業車から現代的キャラクター商品への脱皮は見事すぎる」(佐野委員)という論評をはじめ、各委員の意見はほぼ揃っている。古くからのクロカン・ファンからはちょっとアニメ調すぎるとの声がないわけではないが、大型SUVにはつきものの威圧感をできるだけ抑える手法としてはなかなか見事である。「コレ買うために引っ越したくなるほど、キュートなワイルド感と破天荒な走破性。眺めているだけでワクワクさせる性能の高さには感服です」(竹岡委員)、さらに「キャラ立ちするデザインでありながら演出過多になっていない絶妙なさじ加減。走らせれば本物感を感じさせるのもさすがランドローバー」(岡崎委員)と評価されている。



ディフェンダーの人気が何かと不安で不穏な世相を反映していることは間違いないだろう。多くの人が災害時にも頼りになりそうな逞しさを無意識に求めているのかもしれない。「四角いボディの内外に現代の性能や機能を採り入れた新しさ、そしてそこに伝統的な要素を飾らない気取りの無さとともに絶妙な塩梅で採り入れた“抜け感”に感服。山小屋を持つようにディフェンダーで自然を感じに出かけたい」(飯田委員)というように、息苦しい都会を抜け出したい(そうすれば図体のデカさも気にならない)という今の気分を強力に後押しするのが新型ディフェンダーである。

文=高平高輝 写真=阿部昌也

(ENGINE2021年9・10月号)

【エンジン・ホット100ニューカーズ!】上位20位に選ばれたクルマはこちら

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