2021.10.03

CARS

空冷911用の純正デジタル・デバイス登場 クラシック・モデルでもApple・CarPlayが楽しめる

ポルシェが、空冷911や928などのクラシック・モデルに装着できるインフォテインメント・システムを発売した。旧式のオーディオを最新のデジタル・デバイスに置き換えられる。

1DINと2DINサイズの2タイプ

ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメント(PCCM)と呼ばれるそれは、1DINサイズの「PCCM」と、2DINサイズの「PCCMプラス」の2タイプが用意される。装着できるのは356シリーズとカレラGTを除く、ポルシェがクラシック・モデルに指定する全市販車となる。





911は996までの全モデルに対応

PCCMは、901型のナローから空冷の最終モデルの993までの911と、直4FRの924、944、968、さらにV8FRの928に対応。操作は3.5インチのタッチ式画面とボタン、ダイヤルで行い、USBやAUXでの外部デバイス接続や、Bluetooth経由での電話機能、Apple・CarPlayでのナビゲーションなどが利用できる。ラジオは日本の周波数帯に適合する。

PCCMプラスは水冷911の996と986ボクスターに対応。ディスプレイは7.0インチで、ミラーリング機能にはAndroid・Autoも加わる。

いずれも旧型車のインテリアに馴染むデザインでインパネに違和感なく収まる。最新のデバイスは使いたいが古き良きデザインは壊したくないという旧型車オーナーにはありがたいアイテムといえるだろう。

価格はPCCMが21万3400円、PCCMプラスが23万9800円となっている。



911SC(911Gシリーズ)

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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