2021.10.08

CARS

ロータスがEVスポーツカー用シャシーを発表 エリーゼも電気自動車で蘇るか!?

ロータスは、2020年10月に発表したプロジェクトLEVA(軽量EVアーキテクチャー)のプラットフォームを公開した。

3タイプにつくり分けられるモジュール・シャシー

将来の電動スポーツカーに使用するプラットフォームはパーツを組み替えることで3種類のシャシーにつくり分けられる設計になっている。



エリーゼからエヴォーラ・サイズに対応

最もサイズが小さい仕様はホイールベース2470mm以下の2シーターで、キャビンの背後に8モジュールで容量が66.4kWhのバッテリーを搭載。さらにその後方に搭載した最高出力350kWのシングル・モーターで駆動する。エリーゼのような小型スポーツカー向けだ。

同じく2シーターながらホイールベースを2650mm以上に拡大した仕様も用意する。バッテリーは12モジュール・99.6kWhに拡大。650kWのツイン・モーターを搭載する上位機種も用意する。こちらはエスプリのようなスーパースポーツのベースになるだろう。

さらに、2650mm以上のホイールベースで8モジュールのバッテリーを床下に敷き詰めた2+2用シャシーにもつくり変えることも可能だ。モーターはシングルとツインのいずれにも対応する。エヴォーラのようなGTスポーツへの適用が期待される。



後部構造は内燃機関モデルより軽い

電気自動車はバッテリーにより重量がかさみがちだが、LEVAの後部構造はロータス最新の内燃機関モデルであるエミーラのV6搭載車より37%軽いという。電動化時代にあっても軽量を掲げるロータスのポリシーにブレはない。

ロータスは次世代の電動スポーツカーを2026年に投入する計画を持つ。その後は、技術コンサルタント事業を手がけるロータス・エンジニアリングを介して他社への技術供与も想定している。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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