2021.10.21

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ミニ・クラブマンの「サヴィル・ロウ・エディション」に乗って、その仕立てに思わず膝を打った!

ISETAN MEN’Sとのコラボレーションによって生まれたミニ・クラブマンの特別なモデル、サヴィル・ロウ・エディションにモータージャーナリスト、渡辺慎太郎が試乗した。

名門の紳士服店が軒を連ねるロンドンのストリート

“サヴィル・ロウ”と言えば、イギリス・ロンドン市内のほぼ中心に位置する高級住宅街“メイフェア”にあるストリートの名前で、名門の紳士服店が軒を連ね、映画『キングスマン』に出てくる紳士服店もここに店を構える設定だった、くらいの知識しか持ち合わせていないが、その“サヴィル・ロウ”の名を冠したのが、ミニ・クラブマン・サヴィル・ロウ・エディションである。



ちなみに、往年のミニには“メイフェア”というグレードがあったので、それを知る人なら“サヴィル・ロウ”と聞いて「ああなるほど」とほくそ笑むかもしれない。



スーツをさりげなく着こなすのが紳士の証

ボンネットやボディ・サイドに走るストライプは、よく見るとヘリンボーンのテキスタイルがあしらわれている。ヘリンボーンのスーツをさりげなく着こなしている紳士を見ると「大人だな」と自分なんかは思ってしまうのだけれど、このストライプを見てそれに似た印象を受けた。



ホイールベースが伸びてもミニらしさは損なわれていない

サヴィル・ロウ・エディションのベースとなっているのは、直列4気筒の2リットル・ディーゼル・ターボを積む「ミニ・クーパーDクラブマン」で、パワートレインやサスペンションのセッティングもそれに準じている。クラブマンはミニのステーションワゴン的存在で、実際5ドアよりも全長で250mm、ホイールベースで105mm長く、360〜1250リットルもの荷室スペースを有している。



ホイールベースが長くなると、直進安定性や乗り心地は向上する傾向にあるが、最小回転半径が大きくなって曲がりにくくなるのが常である。ところがクラブマンのハンドリングは3ドアや5ドアのミニと大きく変わらない。ステアリング操作に対して車体はリニアに反応して、右へ左へとスイスイよく曲がる。あまりにも操安性がいいので、クラブマンのほうが本当にホイールベースが長いのかどうか、あらためてスペック表で確認してしまった。

ミニ・クラブマン・サヴィル・ロウ・エディションの詳細情報はコチラ

走っても曲がっても活き活きしている

こうした機敏なハンドリングを邪魔しないパワートレインを有しているのも、このクルマの特徴のひとつである。ディーゼル・エンジンはスロットル・レスポンスがガソリン・エンジンよりもやや緩慢で、運転リズムが狂う場合もあるものの、クーパーDクラブマンではそんな心配は一切無用。8段ATとのマッチングも素晴らしく、エンジン回転数や速度を問わず、いつでも欲しいだけのパワーが瞬時に手に入る。走っても曲がっても活き活きしているミニの素性は、ワゴン・ボディになってもまったく損なわれていないのである。



今回もそうだったが、スタイリストさんはいつも自分なら絶対に選ばない色やスタイルの服を持ち込んでくれてたいそう参考になる。自分基準だと同じようなものばかり買ってしまうからだ。ミニ・クラブマンには多彩なオプションやオーダー・プログラムが用意されていて、唯一無二のミニを作ることができる。



でももし自分でやったら、きっと想定の範囲内に収まる仕様になってしまうだろう。サヴィル・ロウ・エディションはまるでスタイリストさんが用意してくれた洋服みたいで、「これもアリかも」と思わず膝を打った。



【試乗車】ミニ・クラブマン・サヴィル・ロウ・エディション
伝統的なヘリンボーン柄をまとったミニ・クラブマンをベースとする特別なモデルがサヴィル・ロウ・エディションだ。フロントに搭載される2リットル4気筒ターボ・ユニットはクーパーDクラブマンと共通で、150ps/4000rpmの最高出力と、350Nm/1750-2500rpmの最大トルクを発生する。車両本体価格は475万円(税込)。

ミニ・クラブマン・サヴィル・ロウ・エディションの詳細情報はコチラ


文=渡辺慎太郎 写真=岡村昌宏 スタイリング=土田拓郎 撮影協力=市原湖畔美術館

MINIカスタマー・インタラクション・センター Tel.0120-3298-14
mini.jp

(ENGINE WEBオリジナル)

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