2021.10.21

CARS

アイサイトの進化版を全車標準装備 新型スバル・レガシィ・アウトバックが販売開始

スバルが新型レガシィ・アウトバックの日本仕様を正式発表。北米で先行発売されたクロスオーバー・モデルが日本市場でもデビューを飾った。

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外観は先代のイメージを踏襲

ステーションワゴンをベースにSUV風に仕立てた外観は先代のイメージを踏襲。クルマに詳しい人以外には区別がつきにくいほどよく似ている。ボディ・サイズは全長4870×全幅1875×全高1670-1675mm。全長は50mm、全幅は35mm拡大したが、2745mmのホイールベースとドア・ミラーを含んだ全幅、最小回転半径は先代と同じだ。最低地上高は13mm引き上げられて213mmとなっている。荷室容量はフロア上が522リッター、サブ・トランクが39リッターの計561リッターで、先代の559リッターをわずかに上回る。



縦型のセンター・ディスプレイを装備

インテリアは12.3インチの液晶メーターと、11.6インチの縦型センター・ディスプレイを採用。インフォテインメント装置はApple CarPlayとAndroid Autoに対応する。シート表皮はXブレークが撥水ポリウレタン、リミテッドがファブリックだが、どちらも2色のナッパ・レザーをオプション設定する。



渋滞時のハンズオフを実現

先進安全装備と高度運転支援システムはスバルの最新型を採用。新開発ステレオカメラと4つのレーダーで360度を感知できるようになった新世代アイサイトと、高精度マップを用いることで渋滞時のハンズオフ機能が加わった新開発のアイサイトXを標準装備する。また、コネクテッドサービスのスターリンクを新規導入。リコール情報通知などの基本機能は永年、事故自動通報などは5年間に亘りそれぞれ無料で利用できる。

車体は、スバルグローバル・プラットフォームとピラーやフレームでキャビンを囲む新環状力骨構造ボディ、構造用接着剤を用いることで車体強度と衝撃吸収性能の向上も図っている。



1.8リッター・フラット4ターボを搭載

エンジンは、レヴォーグなどにも採用されている1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボのCB18型を新たに搭載。先代のFB25型2.5リッター自然吸気からダウンサイジングしつつ、最高出力は2psアップとなる177ps/5200-5600rpm、最大トルクは65Nmアップの300Nm/1600-3600rpmを発生する。8段手動変速モード付きCVTと4WDを組み合わせ、WLTC燃費は13.0km/リッターへと従来モデルに対して0.4km/リッター改善した。

ボディ・カラーは新規設定3色を含め全9色。ラインナップはアウトドア色の強い「XブレークEX」とラグジュアリー志向の「リミテッドEX」の2タイプ。価格はXブレークEXが377万円、リミテッドEXが390万円となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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