2021.11.22

CARS

往年の高級ブランド名を復活させ、マイバッハに挑む アウディA8がフェイスリフト

アウディがフラッグシップ・サルーンのA8の改良モデルを発表した。デザインを変更するなど改良が行われている。

大きなフロント・グリルをさらに拡大

外観の変更はフロントまわりが中心で、シングル・フレームの大型フロント・グリルをさらに拡幅したのが目につく。また、ヘッドライトに設定されたデジタルマトリックスLEDは、片側あたり約130万個のマイクロミラーを備え、映像用のプロジェクターと同じ原理で作動。光軸を高精度に制御し、走行車線をわかりやすく照らす「オリエンテーションライト」や、車両を離れる際に地面や壁へグラフィックを投影する機能なども備わる。メルセデス・ベンツが実用化している「デジタルライト」と同等のデバイスだ。





テールライトは表示パターンが変わる

テールライトは有機LED式を標準装備。表示はA8には2タイプ、S8には3タイプが用意され、走行モードに応じて点灯パターンが変化する。また、停車時に後続車が2m以内へ接近すると、警告のために全面点灯するなど、新たな使い方も盛り込まれている。

パワートレインは、3.0リッターV6ターボのガソリンとディーゼル、A8用とS8用の2種類が用意される4.0リッターV8ツインターボを設定。いずれのエンジンも48Vマイルド・ハイブリッド機構を備える。さらに、V6ガソリンをベースにしたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)も用意される。



中国向けに「ホルヒ」の名が復活

興味深いのが、新たに設定されるA8Lホルヒだ。アウディ創業者の姓であり、現アウディの前身となるアウトウニオンでは最高級車部門を担ったブランドの名でもあるホルヒを冠したモデルが、A8の最上級仕様として設定された。通常のA8Lより13cm長い5450mmのボディに専用のグリルやエンブレムを装備し、2トーン塗装も用意する。内装はダイヤモンドキルティングパターンや毛足の長いフロアマットを奢る。ただし、A8Lホルヒは高級サルーン志向がいまだ根強い中国市場のニーズに応えるモデルであり、ほかのマーケットでの展開には言及されていない。

この改良版A8は欧州で12月から販売を開始し、価格はA8が9万9500ユーロ(約1297万円)から、S8が14万4800ユーロ(約1888万円)からとアナウンスされている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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