2021.12.10

LIFESTYLE

反田恭平は第2位! ショパン・コンクールにかけた3人のピアニストたちの熱い思い

10月のショパン・コンクールで日本人2人が入賞、優勝したのもアジア系だった。今、注目される3人のピアニストは、どのような思いでコンクールに臨んだのか?

まるで太陽のような音楽

今年10月、ショパン国際ピアノ・コンクール(以下ショパン・コンクール)がショパンの祖国ポーランドのワルシャワで開催され、ブルース・リウ(第1位、中国系カナダ人、24歳)、反田恭平(第2位、27歳)、小林愛実(第4位、26歳)と、アジア勢が上位入賞に輝いた。今回は他の国際コンクールの優勝者が多数参加するという非常に高いレベルとなり、予選から本選に至るまで実力伯仲の緊迫する日々が続いた。



ブルース・リウはパリ生まれ。現在はモントリオール大学でダン・タイ・ソンに師事しているが、ダン・タイ・ソン(ベトナム出身カナダ国籍、63歳)は1980年の同コンクールで優勝した初のアジア人であり、弟子とともに優勝に輝いたことになる。

ブルース・リウの演奏は陽気でのびやかでスケールが大きい。ダン・タイ・ソンいわく「太陽のような音楽」。その長所が審査員の心に響いた。



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