2021.12.11

CARS

往年の名車ルノー4が空を飛ぶ? キャトルの60周年を記念するルノー・エア4

ルノーはエア4(キャトル)と銘打った奇抜なコンセプト・モデルを発表した。モチーフは1961年にデビューして以来30年以上にわたり800万台以上が生産されたキャトルことルノー4。しかし、車体の四隅にタイヤはなく、代わりに伸びたアームの先に空を飛ぶためのプロペラが備わっている。

ジ・アルセナーレ社の協力を仰ぐ

この大きなドローンのような出立ちの物体は、ルノーが自社の歴史的モデルの誕生60周年を祝うプロジェクトの一環として製作されたもの。開発には量産予定の空飛ぶクルマとして話題になったエアロモービルにも携わったジ・アルセナーレ社の協力を仰いだ。

動力源は22Ahのリチウムポリマー電池で、総出力は約90Ah。4基設置されるモーターの推力は1基あたり95kgで計380kgだ。1秒あたり14m上昇できるポテンシャルがあり、最高速度はおよそ85〜90km/h。飛行時には45度前傾するが、最大70度まで傾斜できる。飛行高度は現在のところ0〜15mとされているが、最高700mに到達可能だという。



残念ながら実用化の予定はナシ

フレーム上に設置された飛行や離着陸に十分な強度を持たせたカーボン・ボディは、オリジナルのキャトルのスタイリングとサイズ感を再現しつつ新設計された。カングーの先祖ともいえる商用タイプのフルゴネットなどもラインナップしていた4だが、模したのは普及型で乗用タイプの「4L」だ。乗降時には前方ヒンジのボディを跳ね上げる。

構想から製造まで一切の作業は、仏コートダジュールにあるハイテク産業地区のソフィア・アンティポリスで行われた。未来の輸送と移動手段を提案するショー・モデルで、もちろん量産化を前提としたものではないが、年内はシャンゼリゼにあるルノーのショールーム「アトリエ・ルノー」で、4の歴史的モデルとともに展示。その後は、アメリカやマカオでも公開される予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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