ファッション・エディターとして活躍する山下英介さんの愛車は「フランスの働くクルマ」ルノー・カングー。レトロで憎めない雰囲気が好き。
その洋服へのあくなき探究心ゆえ、“服飾変態”と称されるファッション・エディターの山下英介さん。かつて取材でヨーロッパを訪れるたび、カングーの存在が気になっていた。
「パリでもミラノでも、本当によく見かけて。(働くクルマとしての)使われ方がいいなあ、と思って眺めていました。ちょっとレトロで、憎めない雰囲気がある。そう、なにがいいかと言えば、仕事の現場でカメラマンさんやスタイリストさんとの“いいクルマ勝負”に巻き込まれないので助かります。“いいクルマ乗りやがって”などと、嫉妬されることが一切ないですから(笑)」
4万キロの中古を人づてに手に入れて8年。現在12万キロだそうだ。
「毎日ほぼクルマで移動しているので年間約1万キロずつ走っていますね。カングーは都内を走るのにはちょうどいいサイズ感。クルマ好きの人からはシートがいいとか、収納が多くて便利とか、なにかと褒められるんですが、なにしろ他のクルマのことを知らない(笑)。基本的に洗車も掃除もしていません。ボディのキズも気にしていませんね」
そう、山下さんにとってカングーはあくまで移動手段であり、愛する洋服を運ぶための“道具”なのだ。
「たとえば“この歩きにくい靴を履きたいけれどクルマなら歩かなくて済む”とか、“この高価なカシミアのソックスが傷まないようにしたい”という考えが基本です」
その行動原理はすべて洋服にある。やっぱり“服飾変態”なのである。
写真=岡村昌宏 構成・文=小林尚史(ENGINE編集部)
(ENGINE2021年5月号)
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