2021.06.05

CARS

お気に入りの愛車との過ごし方 ルノー・カングー とファッション・エディターの山下英介さん

やましたえいすけ。1976年埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、『LEON』『MEN'SEX』『MEN’S Precious』などの雑誌を中心にファッション・エディターとして活動をスタート。昨年、シトロエン2CVを購入。現在はレストア中で、納車を首を長くして待っているという。

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ファッション・エディターとして活躍する山下英介さんの愛車は「フランスの働くクルマ」ルノー・カングー。レトロで憎めない雰囲気が好き。


その洋服へのあくなき探究心ゆえ、“服飾変態”と称されるファッション・エディターの山下英介さん。かつて取材でヨーロッパを訪れるたび、カングーの存在が気になっていた。


「パリでもミラノでも、本当によく見かけて。(働くクルマとしての)使われ方がいいなあ、と思って眺めていました。ちょっとレトロで、憎めない雰囲気がある。そう、なにがいいかと言えば、仕事の現場でカメラマンさんやスタイリストさんとの“いいクルマ勝負”に巻き込まれないので助かります。“いいクルマ乗りやがって”などと、嫉妬されることが一切ないですから(笑)」


荷室には何を積んでいますか? 「カメラマンさんから頂戴したポールを荷室の幅いっぱいに渡し、ハンガーラックにしています。仕事時は撮影サンプルでいっぱい。カメラや三脚も積みます。」
お気に入りのディテールは? 「運転席など、頭上に収納があるのはいいですね。基本的にカスタムなどしていませんが、ハンドルを革巻きにし、ホイールも鉄チンにして雰囲気を出しました。」

あくまで道具

4万キロの中古を人づてに手に入れて8年。現在12万キロだそうだ。


「毎日ほぼクルマで移動しているので年間約1万キロずつ走っていますね。カングーは都内を走るのにはちょうどいいサイズ感。クルマ好きの人からはシートがいいとか、収納が多くて便利とか、なにかと褒められるんですが、なにしろ他のクルマのことを知らない(笑)。基本的に洗車も掃除もしていません。ボディのキズも気にしていませんね」


こだわりのドライブ服は? 「このシューズはニューヨークに店がある「ベルジャンシューズ」。ソールが薄くて、長く歩くのには不向きです。クルマに乗っているからこそ、選べる靴ですよね。」

そう、山下さんにとってカングーはあくまで移動手段であり、愛する洋服を運ぶための“道具”なのだ。


「たとえば“この歩きにくい靴を履きたいけれどクルマなら歩かなくて済む”とか、“この高価なカシミアのソックスが傷まないようにしたい”という考えが基本です」


その行動原理はすべて洋服にある。やっぱり“服飾変態”なのである。


写真=岡村昌宏  構成・文=小林尚史(ENGINE編集部)


(ENGINE2021年5月号)

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