2022.03.19

CARS

ロータス・エミーラ直4は世界最強の4気筒エンジンを搭載

エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの後継車として誕生したロータス・エミーラに設定された4気筒モデルの追加情報を英国で発表された。あわせてV6モデルのエントリー・グレードの価格も明らかになった。

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4気筒はメルセデスAMG製

トヨタ製3.5リッターV6をベースにスーパーチャージャーを搭載したV6モデルとともに、ロータス最後のガソリン車に搭載される4気筒エンジンは、メルセデスAMGのM139型。AMG・A45などに採用されている2.0リッター直4直噴ターボで、公道用4気筒としては世界最強の421ps、リッター当たりに換算すると210psオーバーという強烈なポテンシャルを持つ。ただし、リア・ミドシップ向けに改修されたエミーラ用ユニットは365psに抑えられている。



変速機は8段のデュアルクラッチ式自動MT

高い出力だけでなく、先進技術の投入で傑出したパフォーマンスと低排出ガスを両立しているのも特徴。ターボ・ラグの最小化と高回転化を実現するローラー・ベアリングを備えたツインスクロール・ターボや、ロータス設計のエグゾースト・システムなどを備える。

トランスミッションはロータス初のデュアルクラッチ式自動MTのDCTで、パドルシフト付きの8段となる。後輪駆動向けにAMGと共同開発を行い、動力性能と効率性、ドライビングの楽しさを追求した。

ホイールは鍛造の20インチで、ブレーキ・ディスクは2ピース構造を採用。導入記念モデルのファースト・エディションはホイールの表面仕上げやキャリパーの塗装色、6色のボディ・カラーと7タイプの内装を無償で選択できる。これはV6のファースト・エディションと同様だ。



通常販売モデルは約930万円から

ファースト・エディションは装備内容も充実。サスペンションとタイヤをチョイスできるロータス・ドライバーズ・パックや、ボディ下部をグロスブラック仕上げとするロワー・ブラック・パック、リア・カメラや雨滴感知ワイパーなどをセットにしたコンビニエンス・パックといったオプションの多くも標準装備される。英国での価格は7万1995ポンド(約1116万円)だ。

同時に通常販売されるエントリー・モデルの価格も発表された。直4モデルが5万9995ポンド(約930万円)、V6が6万4995ポンド(約1007万円)。エントリー・モデルは2023年の発売で、その時に新色の追加も予定されている。

なお、4気筒のファースト・エディション、エントリー・モデルとも日本仕様の発売時期や価格は現時点では未定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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