2022.04.08

CARS

ロータスも遂にSUVに参入 電気自動車でポルシェやランボルギーニに対抗

英国のスポーツカー・メーカー、ロータスがブランニューの電気自動車「エレトレ(ELETRE)」が発表した。多くのスポーツカー・メーカーが参入しているプレミアムSUV市場を狙った電気自動車だ。ちなみに、ロータスがSUVはもちろんのこと4ドア・モデルを市販するのはこれが初めてとなる。

どことなくライバルの面影が見える!?

「ポロシティ」と呼ばれる空力理論に基づく気流の通り道を車体各部に設置されたエクステリアはどことなくイタリアのスーパースポーツカー・メーカーを彷彿させるシャープ造形を持つ。フロント・エンドからボンネット、ホイールアーチ周辺、Dピラー上部などに導風路を設けることで空気抵抗の低減を図っている。開閉式のフロント・グリルを採用することで冷却性能と空力効率の両立を実現している。



Eセグメント・サイズのSUV

ボディ・パネルはアルミとカーボン素材を使用。フロントウインドウ上部にはライダー・センサーを設置し、運転支援(ADA)や自律走行への対応も可能だ。ドア・ミラーはカメラ・タイプも設定している。また、リアもウインドウ上部にセンサーを設置するために中央部を取り去った独特のルーフ・スポイラーを開発した。

ボディ・サイズは全長5103mm×全幅2135mm×全高1630mm、ホイールベースは3019mm。ランボルギーニ・ウルスとほぼ同等の大きさを有する。



シート素材にもこだわり軽量化

インテリアのデザインはダッシュボード中央の不要な部分を取り除くなど、ロータスの軽量化哲学を反映。前面のイルミネーションも単なる装飾ではなく、車内温度やバッテリーの状態、電話の着信などを知らせる機能も与えられている。

一方で大画面のタッチ式ディスプレイやワイヤレス充電機能付きのトレイ、カバー付きのドリンクホルダーをはじめとする収納スペースなど、使い勝手に配慮した装備を充実。標準でも15スピーカー、オプションでは23スピーカーのオーディオや、5G互換性のあるコネクティビティ機能なども盛り込まれ、プレミアムSUV市場を戦うに相応しい内容となっている。

キャビンは4座と5座仕様を用意。シート表皮にはレザーより50%軽量だというマイクロファイバーやウール混紡生地を採用している。また、トリミングしたカーボン繊維をリサイクルした大理石を思わせる素材も用いられている。



EV専用プラットフォーム、「EPA」を採用

プラットフォームは「エレクトリック・プレミアム・アーキテクチャー(EPA)」と呼ばれるEV専用品で、アルミと高張力鋼で構成された構造部に、100kWh以上のバッテリーと800V対応の電源システム、コントローラーや減速機をコンパクトに統合したモーターを搭載。すべてが床下内に収まるスケートボード・スタイルにすることで低重心化を図っている。モーターは前後に2つ配置され、最高出力はイタリア製スーパーSUVに迫る608ps~となっている。

最高速度は260km/h、0-100km/h加速は3秒以下とされている。航続距離はWLTPモードで600kmに達するという。サスペンションはエア・スプリングと可変式ダンパーを標準装備。ブレーキはカーボンセラミック・ディスクと10ポット・キャリパーをオプション設定する。

多様なボディ・タイプやレイアウトなどにも対応でき、今後のロータス製電気自動車の根幹を成すEPAプラットフォームを初めて採用したロータス初の非スポーツカーとして登場したエレトレ。エレトレは東欧の言語で「蘇り」や「夢の実現」を意味する。ロータスが描いた未来予想図の実現がここから始まる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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