ポルシェが大好きというふたり、左が藤島知子さんで右が佐藤久実さん。
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カイエンとともに、いまやポルシェの稼ぎ頭であるSUVのマカンが2度目のマイナーチェンジを受けた。何が変わって、何が変わらなかったのか。今回は、「オトコは見た目より中身」という藤島知子さんと「見た目も中身も大事」という佐藤久実さんが見て、乗って、笑って語り合った女子座談会の前篇。大事なのは見た目より中身? それとも両方か?――今回のエンジン・ロード・テストは特別篇として、佐藤久実さん、藤島知子さんという女性モータージャーナリスト2人による女子座談会で行います。お題は2回目のマイナーチェンジを受けたポルシェ・マカン。まずお2人にとってマカンってどんな印象のクルマでしたか。
佐藤 私、実はマカンが出たときに買おうか検討したんですよ。でも当時は自分の使い方やプライオリティを考えて、もうちょっと乗り心地がSUV的で優しいほうがいいなぁと思って……断念しました。――クミさんがレンジローバー・イヴォークに乗っていた頃ですね?佐藤 ずっとクーペかコンバーチブル派だったので、イヴォークは背の高いクーペだと思って買ったんです。自分が買うとなったら、まずデザインから入るので(笑)。藤島 分かる(笑)。なんだかんだいってデザインは大事ですよね。――そんなフジトモさんはSUVは所有したことがないとか。藤島 クミさんと一緒でこれまでの車歴の9台中8台は2ドア(笑)。でもやっぱり走りを極めたブランドのポルシェに、いつか乗りたいっていう憧れもあって。ただ、それがケイマンか911か、っていわれると、ちょっと尻込みしちゃう自分もいる。そういう意味ではマカンって結構うってつけのポジションだなぁって、今日あらためて思いました。――ということは、SUV乗りのクミさんと、SUVに憧れがあるフジトモさん、という違いはあれど、2人とも気になる存在ではあったということですか。そんなマカンですが、今回の最大の変更は顔まわり。登場当時は911風のクラシカルな顔でしたが、1回目の改良でグレード毎にキャラ立てして、いくつもの顔があったのに、今回の2回目の改良で、基本配色の違いだけになった。藤島 オレンジの素のマカンと、レッドのマカンGTSを横並びで比べてみたら、雰囲気がはっきり違いましたよね。素のほうはスタイリッシュで端正な感じ。GTSはちょっと車高が低く迫力があって……。佐藤 少し“圧”を感じるよね(笑)。藤島 以前だったら、GTSみたいな高性能車に乗る格好良さってすごく共感できたんですけど、なんかちょっと大人になったせいか……。佐藤 わかるわかる。藤島 自分をどう見せたいかを考えると、等身大感もある素のマカンくらいがいいなって。GTSも、カッコイイんですけどね。
――女性の方が中身よりまず見た目、というような嗜好が強いようですよね。男性はどちらかといえば、押しの強い見た目も好きだし、性能とか蘊蓄も欲しいという人が多い。藤島 うーん、私、オトコは見た目より中身なんですけどね(笑)。中身が表情にも出たりしますから。佐藤 えっ、そうなのトモちゃんは。私は見た目も中身も大事(笑)。一同 爆笑!!
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