2022.05.14

CARS

EVでもBMWの魅力に陰りナシ! BMW・X3ベースの電気自動車「iX3」に乗った

BMW iX3 Mスポーツ

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電動車専用設計モデルと、既存の内燃機関ベースの電気自動車という二刀流で電動車の普及を推し進めているミュンヘンの雄、BMW。iX3は後者だが、既存車発展型だからこその魅力を有していた。

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シャシーもボディもX3と共通

電気自動車(EV)のエンジニアリングで興味深いのは、プラットフォームの考え方だ。専用設計の車種が増える一方、エンジン車と共用とした車種もある。



BMWとメルセデス・ベンツは、両方を展開するという手に出てきた。電動化に積極的というアピールをしつつ、迅速に車種を増やしたいという気持ちが、二刀流を選ばせたのだろう。ここで紹介するiX3は後者。プラットフォームのみならずボディまでX3とほぼ共通だ。

外観での違いは、フロントのキドニー・グリルの半分以上がパネルで覆われ、ヘッドランプやバンパーなどにブルーの差し色が入る程度。インテリアも同様の差別化に留まる。

スタート・ボタンを押すと、ゲームのような起動音が流れる。加速はもちろん静かでスムーズ。ディーゼル・エンジンのX3と同じ40.8kgmの最大トルクを0~4500rpmで発生するので発進は力強いが、車両重量が2.2tに達するのでその後の伸びはほどほどだ。

インテリアはセンターコンソール奥にiX3のロゴが入り、ステアリングのエンブレムやシフト・レバー、スタート・ボタンがブルーになる。

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