2022.05.26

CARS

贅沢を極めた記念モデルも登場 ロールス・ロイス・ファントムがフェイスリフト

ロールス・ロイスはフラッグシップのサルーン、ファントムの改良モデルを公開した。

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100年近い歴史を持つ

BMW傘下に収まってから2世代目、1925年に登場した最初のファントムとなった「ファントムI」から数えると8代目となる現行型は2017年に登場した。フェイスリフトが行われるのは現行型としては初めて。ロールス・ロイスはこの新型を「ファントム・シリーズII」と呼称している。



フロントまわりを中心にリフレッシュ

変更は主にエクステリアを中心に行われた。フロントに鎮座するパンテオン・グリルは、ゴーストで導入されたイルミネーション内蔵タイプとなり、左右のデイタイム・ライトと連続性を持たせたポリッシュ仕上げのラインが上部に加えられた。また正面から見ると、RRエンブレムとスピリット・オブ・エクスタシーがこれまで以上に際立つようになっている。

ヘッドライトの枠には複雑なレーザー加工が施され、内装のスターライト・ヘッドライナーと同様、星空のように無数の輝きを放つ。一方、フロント・グリルのフレームをダーククロームにし輝きを抑え、ブラック塗装のボンネットやルーフと組み合わせることでダークな雰囲気に仕上げることもできる。

ボディの外板そのものは従来とほぼ変わらないように見える。短いフロント・オーバーハング、長いホイールベースとリア・オーバーハング、後席のプライバシーを守る幅広のCピラーなどは、見紛うことなきファントムのシルエットを継承している。サイド・ビューで目新しいのは3D切削加工されたステンレス製ホイール。三角形の霧子模様が入った新デザインで、ポリッシュは全面仕上げのほか、部分仕上げも選べる。また、1920年代のロールス・ロイスを思わせる古典的な意匠のディスク・ホイールも用意。こちらはポリッシュかブラック塗装が選択できる。



専用アプリで利便性を強化

インテリアはこれまでと変わらぬ豪華絢爛な作りを維持しているが、オーナードライバー向けのファントムと、ロングホイール・ベース仕様でショーファードリブン向けの「ファントム・エクステンデッド」は内装の違いをより明確化した。また、ステアリング・ホイールのリムがやや太くなっている。

今回新たに「ロールス・ロイス・コネクテッド」が導入されたのもトピック。オーナー向けアプリの「ウィスパーズ」から目的地のデータを直接入力できるほか、車両の位置やコンディション、セキュリティ情報などをアプリ経由で確認できるとともに、ボタンひとつで任意のディーラーに連絡することも可能だ。



さらなる極みを求める人に

標準仕様でも十分満足のいく仕立てになっているが、カスタマイズ部門のビスポーク・コレクティブに委ねれば、より一層ラグジュアリーに仕立てることもできる。多様なオーダーに応えるべく、8代目ファントムは真っ白なキャンバスのように、手を入れる余地をあえて残しているというのだ。

その可能性を示すのが、シリーズII導入記念モデルの「ファントム・プラティーノ」である。内外装の色調はプラチナをイメージした白と銀。インテリアにはスピリット・オブ・エクスタシーをモチーフにしたパターンのファブリックを用いるが、場所によってイタリア製毛織物と光沢のある竹由来の繊維を使い分けている。革の使用を前席だけにとどめたのはサステナビリティの観点もあるのだろう。

さらに、シートの織り目と同じデザインを3Dプリントで再現したセラミックのアナログ時計や、流れ星がランダムにきらめくスターライト・ヘッドライナーも与えられた。ロールス・ロイスの贅の極みを満喫できる仕様となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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