2022.07.25

CARS

ヤフオク7万円で落札したシトロエン! 1254枚の写真が語るエグザンティアのレストア・リポートがスタート!!【シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#5】

エンジン編集部ウエダが手に入れたシトロエン・エグザンティアV-SX(1996年型)。

全ての画像を見る
中古車事情に詳しいエンジン編集部員のウエダが2021年6月、シトロエン・エグザンティアを購入。走行距離は約16万km、価格は7万円で、しかも内外装は傷だらけという代物である。なんでまたよりによってそんな手強そうな売り物に手を出したのか? 5回目のリポートは、このエグザンティアの購入のいきさつと、その後の整備などについてお届けする。

見に行く前から、シトロエン漬け

ヤフー・オークションに出品中の気になるエグザンティア。その終了の日は、奇しくもシトロエンBXとXMに乗る女性オーナーへの取材当日だった。おまけにカメラマンはXMのオーナーである。撮影地までの移動のため2台に試乗させて頂いたのだが、BXのハイドロニューマチック、XMのハイドラクティブという2つの緩衝装置を持つサスペンション・システムは、改めてこの時代のシトロエンでしか味わえない、かけがえのないものであることを再認識した。

落札を検討中のシトロエン・エグザンティア(1996年型)のオークション終了日は、XMとBXのオーナーの取材当日だった。

ハイドロニューマチックに比べ、ハイドラクティブは仕掛けが複雑だし、ロールを押さえ込む代わりにどこか自然に曲がっていく感触が薄い。かつてはそう感じていたから、正直あまり興味が沸かなかった。自分で乗るならやっぱりハイドロニューマチックだろう、と思い込んでいた。けれど、この独特の乗り心地の前には、今やわずかな差でしかなかった。

帰り際、2人に実はこれからエグザンティアを見に行くんです、と伝えると、まるで我がことのように目を輝かせて喜び、送り出してくれた。いやはや、もう、売り物を見る前なのに、僕はシトロエンたちとそのオーナーに、すっかり洗脳されていたのかもしれない。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement