2022.06.10

CARS

アルピナ・オリジナルのB3とD3はこれが最後かも 3シリーズ後期型ベースにフェイスリフト

アルピナはBMW3シリーズ・ベースのB3とD3・Sでフェイスリフトを実施。日本市場でもその受注を開始した。ベース・モデルの3シリーズでフェイスリフトが行われたのを受けての改良で、内外装に大きく手が加えられている。

3シリーズ同様、スリムな顔付きに

外観は3シリーズ同様、前後まわりを中心に変更。ヘッドライトは下部のラインがフラットになり、以前よりややスリムな形状になった。キドニー・グリルも縦方向のバーがダブルになった新形状を採用している。



前後バンパーはワイド感をアップ

前後バンパー形状は改良型Mスポーツ用がベースになっている。フロントは拡大された開口部と両サイドのエアカーテン用インテーク、リアは中央のディフューザーと両サイドの縦型リフレクターが際立つ意匠にすることでよりワイドに見せている。

インテリアはi4などBMWの最新EVに似た2枚の液晶パネルを組み合わせた曲面ディスプレイを設置。12.3インチのメーターパネルと14.9インチのセンター画面が連続した一体のワイド画面となり、上面がフラットになったダッシュボード上に設置される。

アルピナの独自性をアピールしているのがATセレクターの形式だ。3シリーズではスイッチ式となったが、B3とD3・Sではレバー式を踏襲。従来通りスイッチトロニック8段ATの手動変速はレバーでも、ステアリング・スイッチでも操作できる。



B3は33ps/30Nmの出力向上

エンジンはこれまでと同じく、M3、M4用のユニットをベースにした3.0リッター直6ツインターボを搭載。ガソリンのB3のスペックは最高出力495ps/5000-7000rpm、最大トルク730Nm/2500-4500rpmで、従来比で33ps/30Nmアップ。0-100km/h加速タイムはセダンが3.6秒、ツーリングが3.7秒。どちらも0-100km/h加速タイムは0.2秒速くなった。また、セダンが305km/h、ツーリングが302km/hの巡航最高速度もともに2km/h向上している。

ディーゼルのD3・Sは48Vスターター・ジェネレーターを用いたマイルド・ハイブリッド仕様で、改良前と同等の355ps/4000-4200rpm、730Nm/1750-2750rpmで、最大11psのモーターが電力アシストを行う。燃費性能は欧州参考値ながら10%程度改善している。

B3、D3・Sとも、セダンとワゴン・ボディのツーリングが設定され、ハンドル位置はB3セダンが左と右、ほかは右のみ。いずれも日本導入は2023年初頭となる予定だ。

価格は、B3が1311万〜1379万円、D3・Sが1151万〜1190万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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