2022.06.28

WATCHES

個性が際立つブレゲの「地球儀」

伝統的な定番色はふまえつつ、際立った個性を――。明るく刺激的な色使いは各社が注力するスポーティなデザインをいっそう引き立て、2022年の大きなトレンドになること間違いなし! 時計ジャーナリスト菅原茂氏とENGINE編集部の時計担当前田清輝がブレゲの魅力を紹介する。

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賢いデュアルタイムを着けていざ世界旅行へ

ブレゲのスポーティ・エレガンスを代表する「マリーン」コレクションに、デュアルタイム表示の切り替えがプッシュボタンひとつで瞬時に行えるインスタント・ジャンプ・タイムゾーン機構を採用する「オーラ・ムンディ」が仲間入りした。新作は「クラシック」コレクションで展開している「オーラ・ムンディ」と同機能ながら、3次元を2次元化したような地球儀のモチーフをはじめ、海の波模様や大陸のディテールなどによってトラベルウォッチらしい個性を強調したダイアル・デザインがいかにも洒落ている。基調となるブルーの彩りも美しい。


マリーン オーラ・ムンディ 5557
2011年のファーストモデル以来ブレゲ独特のワールドタイムとして人気を誇る「オーラ・ムンディ」の機構を「マリーン」に初めて採用。24のタイムゾーンに該当する都市名は6時位置の窓に現れ、8時位置のプッシュボタンでセンターの時針がその時間にジャンプする。ゴールドのプレートにギヨシェ彫りとサンバーストブルー仕上げを施したダイアルも印象的だ。自動巻き。ホワイトゴールド、ケース直径43.9mm、10気圧防水。ホワイトゴールド(上)とローズゴールド(右)の2種類。それぞれラバーストラップとレザーストラップモデルが各892万1000円、ブレスレットモデルが各1168万2000円。

菅原 「オーラ・ムンディ」の良さは、ケースのプッシュボタンを押すと時針が素早くジャンプしてタイムゾーンが変わり、指定した都市の時刻を指すところ。GMTウォッチとワールドタイムのいいとこ取りのようなこの仕組み、あくまでもアナログなのに、知りたい場所の時刻情報だけをさっと取り出してくれるのは、デジタル的な発想だよね。

前田 機能、仕上げともにこの上なく贅沢なスポーツモデルの「マリーン」。今回の新作はダイアルに描かれた美しい世界地図を眺めていると、思わずコロナ禍が明けたら、腕に着けて海外に出かけたいという夢を抱かせてくれる。そして、4件の特許を取得したムーブメントによる、瞬時に各地の時刻を表示切り替えできる使いやすさも秀逸だ。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年6月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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