2022.06.22

CARS

アバルトのチンクエチェントは内燃機関でまだまだ進化 アバルト595に新グレード「F595」が追加された

アバルト595に新グレード、「F595」が追加された。2020年5月に限定販売されたアバルト595ピスタの後継にあたるモデルで、今回はカタログモデルとして通年販売される。

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ハの字の4本出しが際立つ

エクステリアには前後バンパーやドア・ミラーに5色のボディ・カラーに合わせたアクセントが入れられるほか、F595に採用されている専用セッティングのエグゾースト・システム、「レコードモンツァ」のハの字にレイアウトされた4本出しのテールパイプも大きな特徴となっている。



快適装備も充実

インテリアはブラック基調で、ヘッドレスト一体型スポーツ・シートとレザーのシフト・ノブがスポーティなイメージを演出。フルオート・エアコンやプライバシー・ガラス、ヒーテッド・ドア・ミラーといった快適装備の拡充も図られている。

サスペンションは、標準タイプのスプリングにコニ製FSDリア・ダンパーが組み合わされる。ブレーキはフロントにドリルド・ベンチレーテッドデ・ィスクと高性能パッドを装着し、放熱力と制動性能を高めた。



165ps仕様に5段MTの組み合わせ

エンジンは「595トゥーリスモ」と同出力となる165ps/210Nmの1.4ℓ直4ターボを搭載。ちなみに、車名のF595の「F」はこの1.4ℓユニットをベースにしたエンジンがイタリアとドイツのフォーミュラ4に搭載されていることに由来する。トランスミッションはトップ・グレードの「595コンペティツィオーネ」と同様の5段MT。ワイドレシオなので発進の容易さと俊敏な加速、クルージング性能をカバーできるという。

ハンドル位置は左右ともに選べる。販売開始は7月9日。価格は390万円となっている。なお、F595の導入に合わせ、595ベース・モデルは在庫限りで販売終了となる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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