2022.07.13

CARS

12段の変速機を持つルノーF1由来のハイブリッドを搭載したルーテシアが登場

ルノー・ルーテシアにハイブリッド・モデル、「Eテック・ハイブリッド」が追加設定された。ルノー・アルカナと同じF1参戦で得られたノウハウを活用した独創的なハイブリッド・システムを搭載する。

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ルノーが独自に開発

ルノーが独自開発したハイブリッド・システムは、1.6リッター直4エンジン、駆動用と駆動補助も行うスターター兼ジェネレーターの2つのモーター、さらにエンジン用4段、モーター用2段の変速ギアを持つトランスミッションの3つを組み合わせたもの。



エンジンは日産とのアライアンス・ユニット

エンジンは日産とのアライアンス・ユニットであるHR16型をベースに、ピストン、コンロッド、クランクシャフトをハイブリッド専用品に変更するとともに、ハイブリッド独自のエンジン制御プログラムを採用。出力は91ps/144Nmを発生する。

モーターの出力は駆動用が49ps/205Nm、「HSG」と呼ばれるスターター兼ジェネレーターが20ps/50Nm。トランスミッションはエンジン用の4段とモーター用の2段を連携させることで変速段数は12通りとなり高効率な動力伝達を行う。また、クラッチにドッグ・タイプを用いることで伝達効率を高めている。

回生ブレーキによって回収したエネルギーは1.2kWhの駆動用バッテリーに充電。その電気を用いてモーター走行を積極的に行うことで、WLTCモードで25.2km/リッターの好燃費を実現した。



運転支援装置など装備の充実も図る

安全面ではレーンキープ・アシスト、外観ではシャーク・アンテナとリア・ゲートのE-TECHロゴをハイブリッドの専用装備として採用。ラインナップはベース・グレードのほか、レザー・シートと前席シート・ヒーターを追加した「レザーパック装着車」が設定される。

価格はベース・グレードが329万円、レザーパック装着車が344万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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