2022.07.23

CARS

お値段4313万円 PHEVの新世代V6フェラーリに追加されたスパイダーが日本上陸

フェラーリ・ブランドの市販車として初めてのV6エンジンを搭載したミドシップ・スポーツ、296GTBに追加されたスパイダー仕様の「296GTS」が日本に上陸。2022年6月に4年ぶりに鈴鹿サーキットで開催されたフェラーリ・レーシング・デイズでお披露目された。

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開閉式ハードトップを採用

クーペ・ボディのGTBをベースに開閉式ハードトップを採用。45km/hまでなら走行中でも操作でき、開閉の所要時間は14秒。キャビン頭上のルーフ・パネルは2分割式で、平たく折り畳まれてエンジンの前方に収納されるため、エンジン・ルームからの放熱を妨げることはないという。



トンネル・バックを継承

キャビンの背後には高さ調節式のガラス・スクリーンを設置。オープン走行時の気流を制御し、快適性を確保する。また、GTBと同じ様にフラットなリア・デッキを持つトンネル・バック・スタイルを継承。エンジン・カバー後方部分には透明な窓が設けられ、車外からV6ユニットの姿を目にすることができる。

296GTSはGTBと同じく663psの3.0リッターV6ツインターボをベースにしたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)を搭載。システム総合で830ps/740Nmを発生し、25kmのEV走行も可能にしている。車両重量は296GTBに対して70kg増の1540kgで、馬力荷重比は1.86kg/psという驚異的な数字を誇る。



アセット・フィオラノ・パッケージでサーキットも楽しめる

こちらもGTB同様、サーキット走行を視野に入れたオプションである「アセット・フィオラノ・パッケージ」を設定。軽量パーツや空力パーツなどを追加することで、性能のさらなる向上を図ることができる。

価格は4313万円となっている。



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文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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