2022.09.18

CARS

恐ろしくてアクセルが踏み切れない!? 最高出力687馬力、0-100km/h加速3.3秒の電動AMGに試乗! EQE 53 4MATIC +の加速が凄すぎた!!

メルセデスAMG EQE 53 4MATIC +

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メルセデスのBEVの中でも、中核を担うポジションのEQEにAMGバージョンのEQE 43 4MATICとEQE 53 4MATIC+が加わった。上位モデルのEQE 53を試乗した島下泰久がフランスより報告する。

迫力満点の電動AMG!

前衛的なデザインで登場したメルセデス・ベンツの電動ビジネスセダン、EQEに早くもAMG版が登場だ。その名はメルセデスAMG EQE 53 4MATIC+である。

通常版のEQEはスリーポインテッド・スターの周囲がドット柄なのに対し、AMGモデルは縦にスリットが入る。

賛否が分かれている、というか旧来のファンには受け入れがたそうな大胆なキャビンフォワードとされたEQEのデザインだが、メルセデスAMGの不変のアイデンティティで仕立てられたこちらはどうだろうか。外観を彩るのは定番の縦スリットが刻まれたブラック・パネル・グリルや専用の前後バンパー、スポイラーといったパーツ群。足元のホイールはオプションで21インチまで揃う。同様にインテリアも黒基調に赤ステッチという定番の仕立てだが、実はシートのレザーは合成皮革であり、バックスキンに見えるのもマイクロファイバーである。レザー不使用というトレンドに則ったわけだが、オプション・リストにはナッパレザーも載っている。

内装のイメージも旧来のAMGを踏襲している。

プラットフォームはEQSも使うBEV専用プラットフォーム「EVA2」。電気モーターは高出力化に対応したAMG車専用品が前後アクスルに積まれていて、試乗した「AMG ダイナミック・プラス・パッケージ」装着車では、合計最高出力687馬力、最大トルク1000Nmを発生する。これにより車重2.5トン増にして、0-100km/h加速は3.3秒を誇るのだ。

スペックは過激とすら言えるものだが、日常域の走りは想像よりはるかに穏やかだ。豊かなトルクとしなやかな乗り心地により、リラックスして走らせることができる。デフォルトのコンフォート・モードは最高出力の80%までしか出ない設定ということもあるが、やはり大きいのは、エンジンの音と振動が無いことに違いない。



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