2023.02.08

CARS

内燃機関最後の輝きの1台、4リッターV8エンジンが素晴らしい! ポルシェ・カイエン・ターボGTに試乗!! 

ポルシェ・カイエン・ターボGT

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エンジンが素晴らしい

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島下 特にエンジンが良かった。ただブーストアップで速いってだけのものになっていない。このエンジンってこんなに良くなるんだって。

藤原 すごく気持ちいい。

島下 スペックだけ見たら、いつもの4リッターV8かと思ったけど、乗ったら全然違うじゃんって。

藤原 リズムがいいというか。

島下 回り方に芯があるというかね。

藤原 ドーピングではなく、ナチュラルなチューンド・エンジンって感じ。全域でパワーがみなぎってる。

村上 このエンジンはどういう成り立ちなの?

島下 クランクシャフトの剛性を上げて、コネクティングロッド、ピストン、タイミング・チェーン・ドライブも専用品で、過給を上げて、インジェクターの流量も増やしてと、ちゃんとやるべきことをやってますね。



荒井 受け止めるシャシーもいい。

藤原 山の坂道でも鼻がスッと入って、ロールせずにピターって走る。

荒井 2.2トンもあるのにね。

村上 カイエンはどんどんいいクルマになってる。クーペが出た時に随分変わったなと思ったけど、今回、さらに磨き上げられてる感じがした。

島下 ただ速いだけじゃなかった。ちゃんと上手くまとめ上げているのは911GT3と一緒だなって。

藤原 最初センターに黄色いラインを入れたバックスキンのステアリングとか見て、またまた見た目だけやりすぎなクルマじゃないのって思ったら、どっこいすっごく真面目に作られたクルマだった。

村上 これもやっぱり内燃機最後の輝きの1つなのかもね。エンジニアの人たちもやりきろうって気持ちがあったんじゃない? その結果がちゃんと現れてますよ。

話す人=島下泰久+藤原よしお(まとめも)+村上 政(ENGINE編集長)+荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=神村 聖

◆2回の、718ケイマンGTS 4.0と718ボクスターTの比較試乗の記事はコチラ

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■ポルシェ・カイエン・ターボGT
駆動方式 フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4942×1995×1636mm
ホイールベース 2895mm
トレッド(前/後) 1689/1686mm
車両重量(前軸重量:後軸重量) 2240kg(1290kg:950kg)
エンジン形式 水冷V型8気筒DOHCターボ
排気量 3996cc
最高出力 640ps/6000rpm
最大トルク 850Nm/2300-4500rpm
トランスミッション 8段AT
サスペンション (前後)マルチリンク+エア
ブレーキ(前後) 通気冷却式強化炭素繊維樹脂ディスク
タイヤ(前後) 285/35ZR22/315/30ZR22
車両本体価格 2851万円

(ENGINE2022年9・10月号)

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