2023.02.08

CARS

内燃機関最後の輝きの1台、4リッターV8エンジンが素晴らしい! ポルシェ・カイエン・ターボGTに試乗!! 

ポルシェ・カイエン・ターボGT

全ての画像を見る
雑誌『エンジン』のアーカイブ、2022年9・10月合併号に掲載されたポルシェの記事を4回にわたって紹介するシリーズ。1回目はポルシェ911カレラ4GTSとカレラ・カブリオレ、2回目は、718ケイマンGTS 4.0と718ボクスターTの比較試乗をお届けしたが、3回目の今回はSUVのカイエン・ターボGTを取り上げ、モータージャーナリストの島下泰久氏と藤原よしお氏、そしてエンジン編集長の村上と編集部員の荒井の4名が試乗して、座談会を行なった! カイエン・クーペをベースに生まれた“ターボGT”は、これまでポルシェが用いてきた“GT”の名に相応しい走りを見せた。◆ポルシェ911カレラ4GTSとカレラ・カブリオレの第1回から読む場合はコチラから!

advertisement


ポルシェの「GT」というのはGT3とかGT4のこと

村上 今日乗って想像以上によかったのがカイエン・ターボGT。もう、これでもか! ってクルマですよね。

島下 意外と世の中ではカイエン・ターボをもっとグランドツアラー寄りに、つまり旦那仕様にしたものという誤解があるみたい。ポルシェの「GT」というのはGT3とかGT4のことですよって説明しないと。

ステアリング・ホイールをはじめ各部にアルカンターラを配したスポーティなインテリア。

村上 そもそもターボSが出た時にも驚いたけど、それとはまた違う方向で、よく作ったよね。

荒井 640馬力&850Nmの4リッターV8ツインターボだもんね。

島下 ニュルで7分38秒9の、現時点で最速のSUVですから。かつてカイエンはスポーツSUVの筆頭であり、唯一のものだったけど、今はライバルがいっぱい出てきている中で「忘れてませんか? ウチが最初ですよ」って示さないと。

藤原 個人的に3代目カイエンって、いまいち捉えどころがないクルマだったんです。超ラグジュアリーでも、超スポーティーでもなく、超オフローダーでもない。どれも85点の優等生みたいな。キャラが立っていない気がしたんです。でもターボGTに乗って、これじゃん! これがカイエンの生きる道ですって思った。

島下 少なくともターボGTのようなものを置いておくだけで、こういうクルマなのねって指針になりますよね。「やっぱりカイエンはスポーツだよね」って。

後席は左右独立の完全2座仕様となる。

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement