「このクルマのアクセルを踏むときは思わず興奮する by 菰田潔」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第3位は、FRからミドシップへと大革新を遂げたアメリカン・マッスルカー！

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気合と根性でV8NAを堅持するアメリカン・スーパーカー！

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手厳しいプロフェッショナルほど高く評価

コルベットがアメリカ車ファンに熱烈支持されるだけでなく、本来は頑固な欧州車ファンも一目置く存在なのは、コルベット自体が「極めて先進的」（日下部保雄さん）で「時代に合わせたというよりは、時代を超えた魅力」（竹岡圭さん）があり、「どことなく孤高な存在」（清水和夫さん）だからだろう。

そして、藤野太一さんが「アメリカ車の既成概念を覆す衝撃作」と評するほど、とにかくデキがいい。「スタンダードモデルでも街乗りから長距離ドライブ、サーキットまでハイレベルでこなす」（西川淳さん）、「シボレーの底力に敬服」（高平高輝さん）、「よくぞここまで仕上げてくれた」（松田秀士さん）、「全てが期待以上」（河村康彦さん）、「操縦特性の鋭さと安定性の高さには誰もが驚く」（桂伸一さん）と、腕利きの手厳しいプロフェッショナルほど高い評価を下しているのが、そのなによりの証拠である。

とはいえ、そこはアメリカ車、しかもシボレーは伝統的には庶民派ブランドだ。「武闘派なのに乗り心地が良く」（荒井寿彦さん）て「毎日の足としても使えるのはアメリカ車の面白さ」（国沢光宏さん）である。これで価格は1400～1750万円。絶対的には安くないが、世界最速級のスーパーカーとしては破格というほかない。早い話が、理屈抜きで「速い・安い・気持ちいい」（嶋田智之さん）というほかない。

8代目となるシボレー・コルベットは2021年5月末に富士スピードウェイで発表。全長×全幅×全高＝4630×1940×1225mm。ホイールベース＝2725mm。車両重量＝1670kg～。車体中央の6.2リッター V8ユニットは最高出力＝502ps/6450rpm、最大トルク65.0kgm/5150rpmを発生。8段デュアルクラッチ式自動MTを介して後輪を駆動。車両本体価格＝1400万円～。

文＝佐野弘宗

シボレー・コルベットにはこの21人が投票！　282点を獲得！！
飯田裕子20pt＋佐野弘宗20pt＋西川淳18pt＋松田秀士18pt＋河村康彦17pt＋高平高輝17pt＋渡辺敏史17pt＋日下部保雄16pt＋嶋田智之16pt＋桂伸一15pt＋編集部荒井14pt＋国沢光宏13pt＋塩見智13pt＋菰田潔11pt＋山崎元裕11pt＋斎藤聡10pt＋藤野太一10pt＋佐藤久実9pt＋清水和夫7pt＋竹岡圭6pt＋九島辰也4pt（合計282pt）

コルベットに投票した自動車評論家の「マイホット20」はこちらでチェック！
◆佐野弘宗が投票した20台「人生最後になるかもしれないエンジン車」
◆河村康彦が投票した20台「ストレスなく共に暮らしていけるか？」
◆菰田潔が投票した20台「後輪駆動のエンジン車に乗ろう！」

◆自動車評論家42人が投票で選んだ「いま買って乗っておきたいクルマ」　4位はこのクルマ！

（ENGINE 2022年9・10月号）

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