2022.10.10

CARS

ヤフオク7万円25年オチのシトロエン、欲しいパーツはすでに絶版!? さぁ、どうする?(前篇)【シトロエン・エグザンティア(1996年型)エンジン編集部員の長期リポート#9】

エンジン編集部員が隔週連載でお届けするシトロエン・エグザンティアの修理奮闘記!

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エンジン編集部員のウエダが2021年6月、シトロエン・エグザンティアをヤフー・オークションで購入。走行距離が約16万km、価格は7万円で、しかも見た目は傷だらけのクルマながら、板金塗装代50万円、部品代70万円、工賃80万円、計200万円を投じて仕上げることに……。9回目のリポートは、板金塗装に要した4カ月の間に行っていた、部品の捜索の前篇。

まずは信頼できる部品を!

今回はエグザンティアが板金塗装でカークラフトを留守にしている間に行われた、部品の捜索についてご報告する。

まず機関系、駆動系のリフレッシュに必要な、ベルト、シールやガスケット、パッキン、Oリング、フィルター、ブーツ、ブッシュやベアリング、マウント、油脂類についてはほぼ国内で入手できた。

リアまわりが仕上がったところ。リア・バンパーは中古品をペイントして仕上げた。車体の下にあるのは部品のごく一部。しかし、この後……

同時に内装を固定するのに使っている樹脂製のクリップや、リレー、ヘッドライトやテールランプ、ウインカー、バックランプ、そしてルームランプやメーターランプなどに使われている、すべての電球も手配している。

こうした部品はインターネットの普及により、情報はいくらでも手に入るし、比較的安価に取引されている。「エグザンティア用」というキーワードで探せば、通販でごくごく簡単に手に入る。ヤフー・オークションなどでは、明日にでも届く、エグザンティアの部品が溢れている、ように見える。

けれど、こと機能部品に関しては入手先をかなり厳選した。なぜなら売られている部品の多くは、愛車に適合しなかったり、機能に問題があったとしても、自分でリスクをおわなければならないからだ。

それがたとえシトロエンの純正部品であっても、保管の状態が悪く、生産から長い時間が過ぎていたら、ちゃんと機能するかどうかは怪しい。新車当時からのストック品以外の、東欧などで近年再生産された部品は、コストダウンされ、寿命の短いものもある。せっかく入手して苦労して組み付けても、すぐに壊れてしまっては意味がない。機能部品はなにより信頼が第一だ。


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