2022.10.06

CARS

BMWアルピナのフラッグシップSUV、XB7も超個性的な2段ヘッドライト顔に生まれ変わった

アルピナがメルセデスAMG・GLSやアウディSQ7などがライバルとなる大型SUVの「XB7」の改良版を日本市場で発表した。ベースとなるBMW・X7のマイナーチェンジに伴う仕様変更で、内外装のデザインやパワートレインなどに改修が施されている。

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光るキドニー・グリルも採用

エクステリアは新型X7と同じく、上下2段構成のヘッドライトを採用。LEDでライトアップされるキドニー・グリル、「アイコニック・グロー」をX7同様に装備している。ボディ・サイズは全長5178×全幅1989×全高1797mmと、従来型の5165×2000×1830mmと比べるとわずかながら変更されている。



インパネは最新の大型2画面式に

インテリアではメーターパネルとインフォテインメント用の2つの大型画面を一体化したカーブド・ディスプレイを導入。コネクティビティも強化され、社外アプリとの連携やダウンロードによるソフトウェアの更新が可能になった。また、X7で廃止されたセンターコンソールのシフト・セレクターはアルピナ版には残されている。

パワートレインは従来通り4.4リッターV8だが、N63型から最新世代のS68型へ変更。最高出力は変わらず621ps/5500-6500rpm、最大トルクは800Nmで変わらないが発生回転域が2000-5400rpmへと上に400rpm広げられている。さらに、X7に搭載される48Vマイルド・ハイブリッド・システムが追加された。0-100km/h加速は4.2秒、無理なく維持できる上限速度を示した巡航最高速度は290km/hだ。



オプションで23インチ・タイヤを設定

サスペンションはエア・スプリングと、アルピナ・チューンの可変ダンパーを備え、上下40mmずつの車高調整が可能。「スポーツ」モードや160km/h以上で20mm、または「スポーツ・プラス」モードや250km/h以上でさらに20mm(計40mm)車高が下がる制御も入る。さらに、最大2.3度の舵角を持つ後輪操舵も装備。タイヤ・サイズは標準仕様が285/45R21、オプションでは前285/35ZR23、後325/30ZR23が用意され、専用開発のピレリを軽量な鍛造ホイールに履く。

日本向けの標準仕様は右ハンドル。現在は予約受付中で、発売時期は2023年夏となる予定だ。価格は2698万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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