2022.11.03

CARS

ボンド・カーなど3台合わせて約6億円 007のアストン・マーティンがオークションに出品

映画『007』シリーズ60周年を記念したクリスティーズのチャリティ・オークションに、特別な3台のアストン・マーティンが出品された。

8台のうちの貴重な1台

1台目は2021年に公開された映画『007』シリーズの最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でスタントカーとして使用された「DB5」のレプリカ。8台製作されたうちの1台で、回転式ナンバー・プレートや開閉式ヘッドライトの裏から飛び出すマシンガンなど、劇中で使用されたプロップも装備されている。

アストン・マーティンが出品したこのクルマの落札額は292万2000ポンド(約4億9700万円)で、収益は青少年や諜報部員、特殊部隊員などを支援する複数の基金へ寄付された。



懐かしのアストン・マーティンV8も登場

2台目は007シリーズの制作会社であるイーオン・プロダクションズが出品した1981年型「アストン・マーティンV8」。かつて1987年の007映画『リビング・デイライツ』にも登場したが、今回の車両は『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドがドライブした劇中車だ。63万ポンド(約1億710万円)で落札され、こちらも難民救済を行う国連機関のUNHCRに寄付された。



DBSスーパー・レッジェーラの007エディション

最後の1台はDBSスーパー・レッジェーラ007エディション。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』公開に合わせて設定された25台のみの限定車で、落札額は40万3200ポンド(約6854万円)。ウィリアム皇太子夫妻が手掛ける慈善団体のロイヤル・ファウンデーションに収益が寄付された。

3台の総落札額は396万ポンド(約6億7320万円)に迫り、『007』とアストン・マーティンのタッグが誇る人気を改めて知らしめる結果となった。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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