2022.12.23

CARS

これがいま一番スタイリッシュなフェラーリ! 初のV6を積んだハイブリッド・スポーツ、296GTBに試乗!!

フェラーリ296GTB

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今年2月、スペインのセビリアで開かれた国際試乗会では、フェラーリ新時代の幕開けを飾るに相応しい走りっぷりを見せてくれた296GTB。日本で乗るチャンスはなかなか訪れなかったが、このほど、ようやく巡ってきた。エンジン編集部のムラカミがリポートする。

素晴らしい吹け上がりのV6ターボ

まだセルビアで乗ったフェラーリ296GTBの感触が私の身体のどこかに残っている。もっとも印象に残ったのは、乾燥した山肌を見せる内陸の山岳地帯の延々と続くワインディング・ロードを、思いっきり飛ばして走り回った時の、思わず恍惚となってしまうくらいに気分を高揚させる乗り味だった。



なによりもまず、新しい120度のバンク角を持つV6ターボ・エンジンの吹け上がりの素晴しさに魅了された。まるで右足とエンジンが繋がっているのではないかと思うくらいに間髪入れぬレスポンス。そして、踏み込んでいけば、ターボ・ラグなど微塵も感じさせることなくリニアに回転数を上げていくから、ついつい上まで回したくなってしまう。

そして山道では、これはベスト・ハンドリング・フェラーリなのではないかと思えるくらいに良く曲がるのに舌を巻いた。ホイールベースの短さと重心の低さに加えて、電気モーターがターボ・ラグを消してエンジンのパワーをうまくアシストしていることが、これまでのV8ミドシップ・フェラーリとはひと味もふた味も違う気持ちの良いコーナリングを実現させているのだと思った。

SF90ストラダーレから始まったデジタル・インターフェイスによる新デザインを踏襲したコクピット。


あの走りを日本でもう一度味わってみたい。ようやく試乗車が上陸したという話を聞いたのは、夏の盛りのことだった。予約を入れ、カメラマンもキープしてその日を待っていたのに、なんと直前になってキャンセルの連絡が入った。電気システムの不具合で貸し出し中に走行不能になるトラブルがあり、急遽工場入りした結果、当分の間は修理のために貸し出しは停止だというのだ。

それからひと月待って、ようやく試乗の機会が巡ってきたのは、9月下旬のことである。歓び勇んで東京・六本木のフェラーリ・ジャパンが入る高層ビルの地下駐車場に向かった私を待っていてくれたのは、セビリアで乗ったのと同じ燃えるようなロッソ・イモラのボディ・カラーを持つ296GTBだった。

レーシーなバケット・シートを装備しながらも、その表皮や内装には高級なイタリアン・レザーをふんだんに使って、スボーティとラグジュアリーを見事に両立させている。


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