アルピーヌA110 は、これ一代限りの可能性大！　迷っているお父さん、買うなら今が最後のチャンス！！【続篇その4】

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買うなら今が最後のチャンス、アルピーヌA110

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みんなアシの硬い方を買っちゃう

上田　やっぱり軽量級スポーツカーは、パワーも脚が硬いのも必須じゃないと思うんですよね。

新井　でも世間はそうじゃないんですよ。メガーヌのルノー・スポールも脚が硬い仕様が出たら、みんなそっちを買っちゃうんです。僕だってもし買うならやっぱりこういうところを走ることを考えちゃうから、A110Sにするかも。

上田　いっそ、先日発表されたばかりのA110 Rはどうですか。

新井　A110 Rはボンネットをカーボンにして、リアガラスまでやめて、あそこまで血がにじむような軽量化をしても、28kgしか軽くなっていないんだよね。やっぱり元が軽いから。

上田　もともとが重い、いわば分母が大きなポルシェの911GT3やGT3 RSとはワケが違う。

高平　高いクルマはそういうビジネスがやりやすい。電子制御式ダンパーや、いい部品を奢ることができるからね。A110みたいなクルマの方がよっぽど難しいよ。機械式の一発決めのダンパーで、どうやってラインナップの中でバランスを取っていくのか。

森口　今のラインナップは三者三様で上手い棲み分けができている。

高平　A110は本当の好き者が造っている感じがするクルマだよ。

上田　問題はむしろ今後ですよ。アルピーヌはBEVのブランドになると明言しています。ロータスとアルピーヌの共同開発になるエリーゼとA110の後継は電気自動車です。

高平　日産のVCターボを載せればいいのになぁ。あの量産初の可変圧縮比エンジンは、近年希に見るいいパワーユニットだった。

新井　もうちょっと売れていたら可能性はあったかもしれない。ポルシェのように、エンジンとシャシーを1世代置きに改良するならもしかしたら……。

◆どうしようか迷っているお父さんたちに言いたい！　いまこそ「マツダ・ロードスター990S」に乗ろう！！【続篇その3】

■アルピーヌA110 S（エアロキット付き）
駆動方式　ミドシップ縦置きエンジン後輪駆動
全長×全幅×全高　4230×1800×1250mm
ホイールベース　2420mm
トレッド（前／後）　1555／1550mm
車両重量（車検証）　1110kg（前軸重量480kg：後軸重量630kg）
エンジン形式　水冷直列4気筒DOHCターボ
排気量　1798cc
最高出力　300ps/6300rpm
最大トルク　340Nm/2400rpm
トランスミッション　7段デュアルクラッチ式自動MT
サスペンション（前）　ダブルウィッシュボーン＋コイル
サスペンション（後）　ダブルウィッシュボーン＋コイル
ブレーキ（前／後）　通気冷却式ディスク／通気冷却式ディスク
タイヤ（前／後）　215/40ZR18／245/40ZR18
車両本体価格（税込）　897万円

（ENGINE2022年12月号）

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