2022.12.14

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独立時計師の作品が世界的に大人気! ”PHILLIPS AUCTIONEERS”から知る最新時計オークション事情

2022年の時計オークション界は、いよいよオンラインだけでなくリアルでも再開され、活況に沸いた。「特に独立時計師やマイクロブランドの作品に注目が集まっています」とは、老舗オークションハウスのフィリップス。最新事情を知って、そろそろ貴方も参加してみる!?

希少かつ唯一無二の個性で高まる人気



時計ジャンルを代表するオークションハウスといえば、1796年設立の名門フィリップスだ。ジュネーブ、ニューヨーク、香港の3都市で、通常1年に5回の時計オークションを開催しており、コロナ禍でもオンライン利用が増えて活況を呈した昨年と同様、2022年はリアル開催も始まって、日本を含め勢いを加速させている。

ラグジュアリースポーツを中心とした昨年までの過剰な盛り上がりは落ち着きを見せているものの、根強い愛好家が多いパテック フィリップやロレックスのヴィンテージ人気は不変。一方で、特に独立時計師や小規模生産のマイクロブランドに注目が集まっており、その独創的な機構やデザインなど唯一無二の個性と希少性が高く評価されている。なかでも巨匠フィリップ・デュフォーをはじめ、F.P.ジュルヌ、カリ・ヴティライネン、ドゥ・ベトゥーンの人気は高まるばかり。後者3ブランドは時計界のアカデミー賞と称されるGPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)の受賞歴があることも、時計愛好家からの信頼と称賛につながっているのは間違いない。

また、最近はデザイン的にクラシックな佇まいのモデルが、幅広い世代から支持される傾向にある。一見、コンテンポラリーであっても、伝統的なデザイン要素や機構・仕上げの取り入れ方が巧みで、前述した独立時計師やマイクロブランドが人気を博す要因にもなっているようだ。こうした最新事情を知ったうえで、フィリップスの12月ニューヨークオークションの注目作から見ていこう。


落札価格/約2600万円
Lot.15 カリ・ヴティライネン「28-R12」
輪島塗とのコラボレーションにより何度もGPHG部門賞を獲得してきた、日本でも人気のカリスマ時計師が、そのベースモデルである「28」にパワーリザーブ表示を配した2017年モデル。ツートンブルーのエナメルダイアルに手彫りで施されたギヨシェ装飾が芸術的に美しく、出品作と同じプラチナケース仕様は過去に2本しか製造されていない。


落札価格/約1億7000万円
Lot.48 F. P.ジュルヌ「トゥールビヨン・スヴラン」
”ブレゲの再来”と称される天才時計師のフランソワ-ポール・ジュルヌが、ルモントワール機構でトルクの安定を図った初期トゥールビヨン・スヴランのNo.038。6本しか作られていないピンクゴールドのハンドメイドダイアルを備えた1999年製の希少モデルだ。裏蓋刻印「In.Fecit」の微笑ましいエラー(正しくはInv.Fecit)も魅力のひとつ。

Lot.85 ドゥ・ベトゥーン「DB28-RS8」
落札価格/約1300万円
Lot.85 ドゥ・ベトゥーン「DB28-RS8」
18世紀にさかのぼる伝統的な時計製造に根ざした、21世紀の近未来的なアプローチでコレクターを魅了するマイクロブランド。DB28はGPHG2011で最高賞に輝いた代表作のひとつで、6時位置で回る3Dムーンフェイズが特徴的。2018年製造の本作は、数々の特許技術を搭載した革新的ムーブメントを18KPG+ジルコニウム製ケースに搭載する。

フィリップスの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=PHILLIPS(フィリップス)東京 Tel.03-6273-4818
Email:tokyo@phillips.com

香港オークションで注目を集めた独立時計師の作品はいずれも日本からの出品

例年、開催地ごとにフィリップス・オークション出品作は傾向があった。ニューヨークならモダンなモデルや、チャリティーがらみの開催も多いため著名人着用モデルが人気を博し、ジュネーブならヴィンテージモデル、香港は宝飾モデルの出品が目立つ、といった具合だ。しかし、現在はオンライン参加が増えたこともあり、開催地による傾向の差はなくなりつつある。

11月末に開催されたフィリップスの香港オークションでも、宝飾系だけでなく今年は独立時計師の人気が際立っており、下記に紹介する2モデルはともに日本からの出品。もともと両ブランドは日本で人気が高く、F.P.ジュルヌはスイス以外では貴重な直営ブティックを東京・青山に構え、またフィリップ・デュフォーは日本向けにシンプリシティの開発を始めたと語っているほど。日本人の確かな審美眼は、時計オークションでも大きな武器になる!


落札価格/約5400万円
Lot.841 F. P.ジュルヌ「T30」
叔父の工房で見習いとして働いていた20代の若きジュルヌが、5年かけて1983年に一人で完成させたトゥールビヨン懐中時計から30周年を記念。腕時計サイズで忠実に再現したケースはオリジナルと同じシルバーとピンクゴールドのコンビで、ハンターケースバックを開くと、19世紀のブレゲを彷彿とさせる金メッキ真鍮製ムーブメントが現れる。


落札価格/約1億2200万円

Lot.975 フィリップ・デュフォー「シンプリシティ」
スイス伝統の時計作りを継承する真の”生ける伝説”が、ネジや歯車、地板まで自分で削り出し、組み立て、仕上げた傑作中の傑作。シンプルでありながら最上級の装飾を施した3針モデルは、2000年から2012年の間に制作された204本のうち、熱狂的なファンが多かった日本で6割が販売されたのも特徴で、本作も日本人コレクターからの出品。

そしてヴィンテージのパテック フィリップはいつも大人気

Lot.127 パテック フィリップ 「Ref.2499」
落札価格/約1億900万円

Lot.127 パテック フィリップ 「Ref.2499」
多くのヴィンテージ愛好家が最高峰のひとつに挙げるパーペチュアル カレンダー クロノグラフRef.2499。34年間に349本しか生産されておらず、ニューヨークオークションで高額落札された1973年製の本作はイエローゴールドケースの希少な第3世代となる。しかも、アメリカのリテーラーであるHowesのサインが入ったRef.2499は過去に例がない。

フィリップスの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=PHILLIPS(フィリップス)東京 Tel.03-6273-4818
Email:tokyo@phillips.com

「次は自分も!」気軽にトライ!! 実は敷居の低いオークション参加

香港オークションの会場

中東を含めたアジアとアメリカで、若い年齢層の参加者が伸びているようだ。オンラインで気軽に参加できるようになり日本でも若い人が増え、気軽にエントリーする様子が確認できるようになった。また、日本の時計愛好家は総じてモノを大切に扱うため、コンディションが良好で付属品一式を揃えて出品されることが多く、世界のコレクターから注目度が高まっている。


一度試してみれば、出品も落札も意外と敷居が低いことがわかるはず。価格帯も製造年代も幅広い時計オークションの扉を開いて、奥深い魅惑の世界をぜひ体験していただきたい。

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オークション出品方法

《査定》出品を検討している時計の詳細を、電話やEメールにてフィリップスに連絡する。その内容をフィリップスのスペシャリストが、オークション出品に適しているかどうかを検討する。最終的な結果は実際に時計を確認してからの判断となる。
       ↓
《予想落札価格・最低落札価格・出品条件の提示》スペシャリストがオークション出品に適していると判断した場合、予想落札価格と最低落札価格、また出品条件を提示。その条件を確認して出品を検討する。
       
《出品決定・時計預かり》出品決定後、指定の期日までに時計がフィリップスに到着するように手配する。時計の梱包料、送料、保険料などの諸経費は出品者の負担となる。
       
《契約書締結》時計到着の確認が取れるとフィリップスから契約書が発送される。契約書には予想落札価格、最低落札価格、出品条件等が記載されており、内容を確認して問題なければ署名して返送する。※出品手数料および諸経費(保険料、カタログ掲載料等)が派生する。※はじめて出品される場合は身分証明書、または会社登記簿謄本の登録が必要。
       
《オークション開催》自身が出品する時計がカタログに掲載され、オークションに出品される。
       
《支払い》オークションから約45日以降に支払われる。支払われる金額は、落札者からの入金確認後、落札価格(ハンマープライス)から出品手数料、諸経費を差し引いた金額となる。

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フィリップスの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=PHILLIPS(フィリップス)東京 Tel.03-6273-4818
Email:tokyo@phillips.com

取材・文=大野高広 Images courtesy of Phillips
(ENGINE WEBオリジナル)

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