2023.02.08

CARS

「心をすべて持っていかれた」という、アルファ・ロメオ・ブレラを愛してやまない21歳の大学生 その情熱は父親ゆずりだった!【Z世代が心から叫ぶ「若者だって、クルマ好き!」その2】

21歳の大手さんと愛車のアルファ・ロメオ・ブレラ2.2JTS(2007年型)。

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まだまだ、Z世代の若者だってクルマ好き! デザインに心を奪われて自分の愛車を選んだ20代のオーナーを紹介するシリーズ。第1回のホンダ・S660で夢を叶えた尾崎さんに続いては、アルファ・ロメオ・ブレラに心を奪われた大手淳寛さんです。◆S660モデューロXバージョンZを指名買い! 23歳、尾崎正和さんの記事はコチラ!

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気づけばアルファ・ロメオ漬け

「僕にとってクルマといえば、生まれた時から父が乗っていた、アルファ・ロメオ147でした。それから今日に至るまで、その147は、家族の一員としてあらゆる苦楽を共に過ごしてきた大切な存在です」

大学3年生・21歳の大手淳寛さんは、こう口を開いた。遡ること22年、147をいち早く手に入れたくて仕方がなかった大手さんのお父さんが、日本で発売される前に並行輸入したクルマのことだ。新車の時からずっと、今も家族の一員として愛されている。

そんな筋金入りの家族のもとに生まれた大手さん。家の中でもイタリア車のミニカーや雑誌に囲まれて、物心がついた時には、既にアルファ・ロメオ漬けだったという。



19歳になり念願の免許を取得。自分のクルマを買うのが夢だった大手さんは、お父さんの147を借りて中古車探しの旅に出る。お目当ては、当然アルファ・ロメオ。それも、ブレラと決めていた。

初めて見かけた瞬間、丸みを帯びた唯一無二のテールのデザインが目に焼き付いた。その時から、これしかない! と思っていたそうだ。

「とにかくリアのスタイルが好きなんです。リア・シートは狭いし、後方視界も悪い。実用面では無駄とすら感じるけれど、あの妖艶さに、心を全て持っていかれました」

しかし、いくつもの中古車を見て回っても、納得のいくものに出会えなかった。そこで2021年2月、夢半ばにして「走り」優先でユーノス・ロードスターを購入した。

「自分の手足のように動くロードスターも、本当に楽しいクルマです。普段使いだけでは物足りなくなってサーキットの走行会にも行きました。無謀なことに、真冬の北海道へスキーをしに行ったのも、ロードスターでした。」



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