2023.02.08

CARS

「心をすべて持っていかれた」という、アルファ・ロメオ・ブレラを愛してやまない21歳の大学生 その情熱は父親ゆずりだった!【Z世代が心から叫ぶ「若者だって、クルマ好き!」その2】

21歳の大手さんと愛車のアルファ・ロメオ・ブレラ2.2JTS(2007年型)。

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どうしても諦めきれない!

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ロードスターを買ってから1年4か月。どこか物足りない。いくらロードスターに乗っても、ブレラのことが頭から離れることはなかったのだ。

「やっぱり、どうしてもブレラが欲しい。気づけば毎日、あらゆる中古車情報サイトを片っ端から探していました」

そんなある日、偶然観ていたブレラの紹介動画の中で、そのオーナーが手放そうかと話しているのを発見する。これはチャンスだ! と思いすぐに連絡を取ってみると、譲ってくれることになり、提示された条件も十分に満足のいくものだった。

「塗装の傷みや、細かな不具合はあったけど、いずれも大きな問題ではありませんでした。それに、エンジンは直列4気筒2.2リッターのモデル。V6の方が音も良くてパワーもあるけれど、とにかくこの見た目が欲しい僕には、整備性も良い直4で十分でした」



購入してからまずやったことは、サイド・ミラーとルーフ・パネルの化粧直し。ちょうど塗装が傷んでいたから、カーボン調のカッティング・シートを大手さん自身が貼ったというそれは、まるではじめからそうであったかのような仕上がりで、驚いた。

さらに、オイル交換などの簡単な整備も家の駐車場でするのだという。手を掛けるごとに愛着がどんどん増していく、と嬉しそうに教えてくれた。

ブレラとの生活はどうですか?

「自分は今、ブレラに乗っているのだと、ふと感じる瞬間が幸せです。少しの用事でも、ブレラに乗るときには、ちょっと良い格好に着替えてから乗るようにもなりました。このような気持ちの変化が大きいです」

笑顔でそう語る大手さんは、すっかり立派なアルフィスタだった。

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正



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(ENGINE2023年1月号)

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