2022.12.17

CARS

イタリアのベストセラー商用車が日本導入開始 キャンピングカー需要に応える

フィアットの商用車部門「フィアット・プロフェッショナル」のベストセラーである商用車「デュカト」が日本市場で発売された。

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2トン・トラック・サイズ

初代の登場から2020年で40周年を迎え、欧州の小型商用車市場で実にシェアの7割を占めるモデル。日本の主力キャブオーバー・バンのトヨタ・ハイエースよりもひと回り大きく、いすゞエルフなどの2トン・トラックのバン仕様に近い。



販売の軸はキャンピングカーのベース車両

日本ではキャンピングカーのベース車としての需要を想定して導入される。販売はフィアット・プロフェッショナルの正規代理店で行われる。

販売されるモデルはバン・タイプの3モデルで、全長/ホイールベースが5410mm/3450mmで、全高が2525mmの「L2H2」、そのロングホイールベース版となる全長/ホイールベースが5995mm/4035mmの「L3H2」と、「L3H2」のハイルーフ仕様で全高が2765mmの「L3H3」を揃える。全幅はいずれも2050mm。車両重量は2080〜2160kgとなっている。



最大積載量は1.2トン~

パワートレインは180ps/450Nmの2.2リッター直4ディーゼル・ターボに9段ATを組み合わせ、前輪を駆動する。最大積載重量はL2H2が1300kg、L3H2が1250kg、L3H3が1200kg。全モデルともサイド・ドアはスライド式、バックドアは観音開きとなる。

インテリアには7インチTFTフルカラー画面のメーターや、10インチのタッチスクリーン、後方視界を確保するデジタル・ルームミラーを採用。革巻ステアリング・ホイールには操作スイッチ類を配置し、キャプテン・シート仕様の運転席と助手席は180度回転することが可能になっている。



乗用車と同レベルの安全装備を搭載

安全性能は乗用車に準じた内容で、衝突被害軽減ブレーキやレーンキーピング・アシスト、スピードリミッターや標識認識機能などを装備。フロント・フォグライトはコーナリングライト機能付き。電子制御スタビリティコントロールや電子制御ディファレンシャル・ロックといったシャシー制御デバイスも備えている。

ボディ・カラーはソリッドのホワイトを標準設定し、スペシャル・ソリッド2色とメタリック3色が8.8万円のオプションとして用意される。

価格は512.5万〜547.5万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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