2023.04.01

CARS

ジャパン・キャンピングカー・ショー潜入ルポ! 一番楽しそうなキャンピングカーはどれだ? 軽キャンパーから1000万円超のマイクロバスまで、気になるモデルを見てきました!

リフトアップスタイルが遊び心満点!ダイハツ・アトレー・ベースの「ノースハンター」

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軽キャンパーは、遊び方無限大
ミニマルなアウトドア・スタイルにうってつけなのが軽自動車をベースとしたキャンパーだ。キャビネットやシンクなどの基本アイテムを備えながら、スタートプライスが200万円台からとリーズナブルなところに注目が集まるが、限られたサイズに自由な発想を盛り込んで独自性をアピールしている点も見逃せない。特に目を引いたのはATV群馬のブースに展示されていたダイハツ・アトレー・ベースの「ノースハンター」。専用サスペンションを与えたリフトアップ・スタイルにオリジナルのバンパーやオーバーフェンダーなどを与えてワイルドさを演出。内装はフィッシャー向けとしてロッドやワーム・ホルダーなどを装着するなど、趣味に没頭できる空間づくりがなされていた。カスタムセレクト社による「ロードセレクト コンパクト」はスズキ・エブリイをベースに、畳を敷いて和室の趣を演出。抗菌・防湿・消臭作用の高い青森産ヒバを用いた家具やミニシンクを設けるなど、小さいながらも本格派の仕立てだ。

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ホワイトハウスのシトロエン・ベルランゴ
SUVベースは、とってもフレンドリー
キャンピングカーという独特のジャンルの見本市にあって、身近なSUVやMPVの面影を色濃く残したモデルはちょっとホッとする。トヨタ・ハイラックスをベースとしたダイレクトカーズの「ハイラックスBR75」は、ダイネットやベッドなどを備える本格派ではありながら、運転席から見る景色や全幅はベース車のそれとほとんど変わらず、気負うことなく運転できるのも魅力。よりベース車に近いもので言えばホワイトハウスのシトロエン・ベルランゴもそう。ベッドルームになるポップアップ・ルーフを備えるとともに、通常の後席を取り払ってベッドマットを敷きながら、その下のスペースを活用して格納式のバーベキュー・グリルを仕込ませるなどのアイデアが効いていた。運転もアウトドアも手軽に楽しみたい方はこの辺りからキャンピングカーの世界に足を踏み入れてみるのもいいだろう。いずれにしても選択肢は盛り沢山。その中から自分に最適なものを見つけて、ライフスタイルの幅を広げてみてはいかがだろうか。

文=桐畑恒治 写真=小河原 認

(ENGINE2023年5月号)

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