2023.04.08

CARS

Cクラスに代わってメルセデス・ベンツの大黒柱になったGLCが、7年ぶりにフルモデルチェンジ! これはもう、立派なフラッグシップだ!!

メルセデスGLC220d 4マチック

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本格的なラフロード機能も備わる

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ダッシュ中央の11・9インチの縦長タッチ・スクリーンが目立つ室内は、新型Cクラスをはじめとする最新メルセデスの流儀に従ったもので、当然インフォテインメント・システムや運転支援装置も最新仕様にアップデートされている。GLCにはオフロード・モードやヒルディセント・コントロールなど本格的なラフロードで役立つ機能も備わっている。

GLCのサスペンションは前後ともマルチリンク式で、前は4リンクと呼ばれるダブルウィッシュボーンのロアアームを2分割式にしたものだ。また試乗車には、パッケージ・オプションに含まれるエア・スプリングと可変ダンパー、さらに後輪操舵システムも備わっていたが、低速では路面によってはちょっとヒョコヒョコ落ち着きのない乗り心地を見せることもあったが(スピードが増すとピタッと安定する)、何しろおろしたての新車だったので、この辺りは改めて確認する必要がある。

試乗車はAMGライン・パッケージやドライバーズ・パッケージをはじめとする200万円近いオプションが装備されており、車両価格は1014万円と大台を超えていたが、上記のオプションを選べばエア・サスペンションとリア・アクスル・ステアリングも付いてくる設定、さらに19インチのタイヤ&ホイールもAMGラインに含まれるオプションという。先代モデルに比べるとざっくり100万円ほど高くなった感覚だが、もうこれ以上は装備もパワーも必要ないぐらいすべてを備えたSUVである。

文=高平高輝 写真=望月浩彦




■メルセデスGLC220d 4マチック
駆動方式 縦置きエンジン4輪駆動  
全長×全幅×全高 4720×1890×1640mm  
ホイールベース 2890mm  
トレッド(前/後) 1625/1640mm  
車両重量(車検証記載前後軸重) 1930kg(前1080kg/後970kg)  
エンジン形式 直列4気筒DOHC16V直噴ディーゼル・ターボ  
総排気量 1992cc  
ボア×ストローク 82.0×94.3mm  
エンジン最高出力 197ps/3600rpm  
エンジン最大トルク 440Nm/1800-2800rpm  
変速機 9段AT  
サスペンション形式 前後 マルチリンク式  
ブレーキ 前後 通気冷却式ディスク  
タイヤ 前後(取材車) 235/60R18(235/55R19 105W)  
車両価格 820万円  

(ENGINE2023年5月号)

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