エンジン編集部で唯一の20代、Z世代のムラヤマが担当する新連載『若者だってクルマ好き!』がスタート! 「若者のクルマ離れ」だなんて言われたのは、もはや過去のこと。今では、たとえばスーパーカー世代の親を持つ、根っからのクルマ好きの若者たちが、どんどん運転免許を取得し、夢の愛車を手に入れるようになっているのだ。若者が若者をインタビューすることにより、それを実証していく新企画。特別拡大版の第1回は、インテグラが好きすぎて日本一になった坂田佳哉さんです。
同じ土俵で勝負できるスポーツ
約束していた取材場所に到着すると、圧倒的な存在感を放つ2台のホンダ・インテグラ・タイプRが真っ先に目に入った。この2台のオーナーが今日の主役、23歳の坂田佳哉さんだ。
幼少期から、お父さんが購読していたエンジン誌やカーグラフィック誌を見るのが大好きだった坂田さん。小学生の時に憧れた車はフェラーリF40、中学・高校生時代にはメルセデスベンツSLS AMGがドリームカーだったという。根っからのスーパーカー好きの少年はなぜ、インテグラを2台持ちする青年になったのだろうか。
「大学に入学して自動車部に入ると同時に、自分で三菱・ミラージュアスティRSを買いました。それで競技の練習をしていくうちに、もう少しパワーと運動性能が高いクルマが欲しくなって。当時の先輩が持っていたこのクルマを頼み込んで譲ってもらったのが始まりです。1.8リッターで200馬力を絞り出すホンダのリアル・スポーツ・エンジンは一度所有したいと思っていたし、今でもジムカーナの第一線で戦っていることも知っていた。それに、なんと言ってもヘッドライトの高さから見たときの顔が、本当に大好きなんです」
いろんな「クルマ好き」がいるけれど、迷いなく体育会自動車部に飛び込む勇気は、少なくとも同世代の私には無かった。もしかして、それまで何か他のスポーツをしていたんですか?
「中高時代、野球やバスケット・ボールに打ち込んでいたけれど、どうしても経験年数が長い人に分があって何度も悔しい思いをしました。だから、同じスタートラインに立てるスポーツがずっとしたかった。そこで、クルマなら免許を取るのは18歳だから、これならまだ間に合う! と」
これには思わず、なるほど! と膝を打った。念願の「タイプR」を手に入れてみて、どうですか?
「このエンジンに根強いファンが沢山いる理由がよく分かりました。パワーはもちろん、最高出力の出る8千回転まで、よどみなく吹け上がるフィーリングと弾けるような音。このゾクゾクする刺激が病みつきになって、もう離れられないです」
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