2023.07.19

LIFESTYLE

おじさんたちの青春時代の憧れだった! 横浜のホテルニューグランドの歴史的空間で味わう名物料理 タイムスリップしたような気分に!

伝統メニューのハンバーグステーキ

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1927年に開業した横浜・山下公園前のホテルニューグランド。かつてこの歴史的建造物のメインダイニングだった「フェニックスルーム」が、月に10日ほどレストランとして営業している。どんなメニューが用意されているのか?

月に10日ほどの不定期営業

ホテルニューグランドの本館は、横浜市の認定を受けた壮麗な歴史的建造物。その2階にあり、開業時にメインダイニングとして使用されていた「フェニックスルーム」は、現在は宴会場として使用されているが、月に10日ほどはレストランとして不定期営業している。その際のメニューは「ナポリタン」「ハンバーグステーキ」などの伝統メニュー。中でも人気の「シーフードドリア」は初代総料理長サリー・ワイル氏が考案した名物。グラタン・ソースだけでなくアメリケーヌ・ソースも使うのが特徴で、ソースとバターライスのクリーミーな味わい、そして具材のえびとほたてのゴロッとした食感が楽しめる。洋食というよりフランス料理を思わせるテイストなのは、ワイル氏がフランスの五ツ星ホテルで活躍した人物だからだろう。名物料理が誕生した当時はここがメインダイニングだったことを思い出しながら、タイムスリップしたかのような気分も楽しみたい。





文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=古田登紀子

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(ENGINE2023年7月号)

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