2023.07.29

CARS

クルマ好きなら誰もが憧れるお気に入りのクルマで行くドライブ旅行 日産フェアレディZで九州を味わい尽くす! 極上の薪サウナでカラダとココロを整える!【前篇】

雄大な景色をバックにZを撮影! 阿蘇山周辺は美しい緑と荒涼とした風景が混在。

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カラダとココロの両面をバランスよくリフレッシュさせるため、日産フェアレディZとともに、九州を駆け巡ることにした。九州までの移動を含めると3500kmに及ぶ長い旅が今始まる。今回はその前篇をお送りする。

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疲れたココロを癒す旅


旅について考えるとき、いつも思い出す言葉がある。「レクレーション」。高校で3年間担任だった栗山先生が教えてくれた言葉だ。

当時30歳そこそこだった先生は血気盛んかつ多感な高校生の私たちに多くの学びを与えてくれた。とくに担当科目が保健体育だったこともあり、カラダとココロについての話題が多かった。その中で私がとくに鮮明に記憶しているのがレクレーションについての話である。

緑の深い景色に黄色のZが良く似合う。国道442号沿いにあるくじゅう花公園では季節によってチューリップやラベンダーといった花が楽しめるそうだ。


人は体調を崩すと身体、すなわち肉体を休めることだけを考えがちだが、疲労したり不調をきたすのは肉体だけでない。精神、いわゆる心も疲れるし調子も悪くなる。だから、睡眠や休養で体力を回復させるように、気分をリフレッシュし、疲れたココロを癒す必要がある、それがレクレーションなのだ。そんな内容だった。

「要は遊べってことでしょ~」と浮かれる私たちに、「そういうことじゃねーんだよ」と先生は笑っていたが、目の前の欲望に翻弄されている私たちに、これから振りかかるであろう様々な苦難への対処方法を教えたかったに違いない。残念ながら、そう理解できたのは何年も先、社会の荒波に容赦なく揉まれてからのことだ。

栗山先生の思いに気付いてからというもの、私は身体と心をバランスよくリフレッシュすることを心掛けるようになった。今風に言うところの「整える」ってヤツだ。

今回の旅でも、レクレーションの教えをもとに、カラダとココロを整え、びっしりとこびりついた日頃の垢をしっかりと落としてきたいと思う。大好きなクルマと共に。

今回の旅は新門司港からスタートする。ここは各地からたくさんのフェリーが到着し、九州におけるクルマ旅の玄関口と呼べる場所だ。関東圏とも東京・有明と神奈川・横須賀の2つの航路で繋がっている。もちろんフェリー以外に、空路+レンタカーという手もあるし、寄り道しながら自走でくるのも悪くないだろう。ちなみに、私は東京から1000kmの道のりを1泊2日掛け、ドライビングを堪能してきた。



そもそも旅先に九州を選んだのは、先日行われたルノー燃費チャレンジで愛媛・松山往復1600kmの行程を走ったことが大きい。そこで眠っていた長距離ドライブ好きのスイッチが再びオンになってしまったのだ。松山より遠いところといえば北海道か九州になるが、今回はほかの乗り物に頼らず自分の脚(車輪?)だけでたどり着ける九州を選択した。

もちろん九州といっても選択肢はいろいろだ。そんな中、頭に浮かんだのは指宿スカイライン。ワインディング路だけで40kmに及ぶあの道を久々に走りたくなった。スタートとゴールが決まれば、あとはルートを構築するだけ。あれこれ考えているうちに、あっという間に3泊4日の九州旅が完成した。

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