2023.07.31

CARS

マセラティ・グレカーレに試乗! 伝統と最先端技術が見事に融合している!!

伝統と最新アーキテクチャー

advertisement


大谷 私自身は比較的近年のマセラティしか知らないんですが、荷重移動をしっかり行ってからコーナーに進入することを前提にセッティングされた足まわりは、マセラティのエンジニアが昔からやりたかったことだったという気がします。レヴァンテより最新のグレカーレの方がジョルジョ・プラットフォームという質の高いアーキテクチャーを活用することで、そうした理想を存分に追求できたというのが、私の解釈です。



森口 そう、その辺の考え方も以前から変わっていないんですが、昔のマセラティは最新のモデルほどレベルが高くなかったから、最後の最後でとっちらかっちゃうことがあった。まあ、それを自分でなんとか手懐けるのが、また楽しかったりしたわけですが……。

上田 でも最新技術は得たけれど、それでもなおグレカーレに乗ると、クルマはあくまでも人が操るモノという思想がまずあって、それを前提にクルマが造られている気もしましたね。ドライバーを信用している。

大谷 だからこそ、ステアリングやペダル類のコントロール性が際だって高くて、ドライバーは自信を持って操ることができる。これこそがマセラティの、そしてグレカーレの、優れた特徴といって間違いないでしょうね。

話す人=森口将之+大谷達也(まとめも)+上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=阿部昌也

■マセラティ・グレカーレ・トロフェオ
駆動方式 フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4860mm×1980mm×1660mm
ホイールベース 2900mm
車両重量 2030kg
エンジン 水冷V型6気筒DOHCターボ
排気量 2992cc
最高出力 530ps/6500rpm
最大トルク 620Nm/2750rpm
トランスミッション 8段AT
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン+エア
       (後) マルチリンク+エア
ブレーキ   (前) 通気冷却式ディスク
       (後) 通気冷却式ディスク
タイヤ(前/後) 255/40R21/295/35R21
車両本体価格 1520万円

■グレカーレGT
駆動方式 フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4845mm×1950mm×1670mm
ホイールベース 2900mm
車両重量 1930kg
エンジン 水冷直列4気筒DOHCターボ
排気量 1995cc
最高出力 300ps/5750rpm
最大トルク 450Nm/2000rpm
トランスミッション 8段AT
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン+エア
       (後) マルチリンク+エア
ブレーキ   (前) 通気冷却式ディスク
       (後) 通気冷却式ディスク
タイヤ(前/後) 255/40R20/255/45R20
車両本体価格 922万円

(ENGINE2023年9・10月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement