2023.11.04

CARS

2023年総まとめ! 自動車評論家41人が選んだ「2023年いま買いたいクルマのランキング!」 “愛”と“欲望”の公開座談会【前篇】

エンジン・ホット100ランキング発表! 公開座談会開催!!

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自動車ジャーナリスト35名とエンジン編集部員6名が20台、さらにエンジン・プレミアム・クラブ会員の有志36名が5台を、自らの欲望のままに選び、それを集計した総合順位はクルマ好きにとって、どういう意味を持つのか? ジャーナリストを代表する島下泰久さんと渡辺敏史さんの2名と、エンジン編集長の村上、そしてエンジンHOT100事務局長の荒井の4名による座談会を、今年はパーティを兼ねた公開座談会を青山の「インターセクト・バイ・レクサス」で行った。今回は、自動車好きが集まって大いに盛り上がった座談会の前篇をお送りする。

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20位からのカウントダウン方式で発表!

村上 みなさん、こんばんは。「インターセクト・バイ・レクサス」にようこそ。恒例の「エンジン・ホット100」2023年版の順位が決定しました。今年はその順位発表と座談会をEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員の方々をお招きして、公開で行うことにいたしました。

EPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員限定のイベント、「ENGINE HOT 100 結果発表&公開座談会」は7月4日(火)、東京・港区表参道の「インターセクト・バイ・レクサス東京」で午後7時から開催された。

会場 パチパチパチ(大拍手)。

村上 座談会のメンバーはジャーナリストを代表して島下泰久さん、渡辺敏史さん、ホット100事務局長のアライ、そして私ムラカミの4人です。さて、今年のホット100はまったく新しい試みをしております。それは昨年10月にEPCが誕生したのを受けて、EPCの方々にも投票していただきました。ジャーナリストと本誌編集部員が41名、EPC会員では36名の方々が投票してくれました。計77 名のクルマ好きの欲望の在処は果たしてどんなところにあるのか? これを解き明かしていきたいと思います。時間の都合もありますので20位からのカウントダウン方式で発表していきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

荒井 まず、20位から17位までを発表します。20位フェラーリ・ローマ! 19位レンジローバー、18位ベントレー・コンチネンタルGT、17位 フェラーリ・プロサングエ!

第20位 フェラーリ・ローマ

第19位 レンジローバー

第18位 ベントレー・コンチネンタルGT

第17位 フェラーリ・プロサングエ

会場 おお~!

渡辺 ベントレーのW12ユニットは年内で受注終了です。このエンジンは元VWグループ総帥、フェルディナント・ピエヒの集大成とも言えるので、味わえる人は是非。

荒井 17位のフェラーリ・プロサングエは初登場! 

島下 12気筒でこんなに踏めるフェラーリって、いままであったかな? というぐらいハンドリングが最高でした。

渡辺 やっぱり、このクルマはサスペンションでしょう。どうやるとこんなに素晴らしい動きになるのかと思いました。フェラーリでサスにこれだけ感動するなんて思いもよらなかった。

村上 今後注目のクルマですよね。国内の試乗車が用意されて、多くのジャーナリストが乗ったら、もっと順位が上がると思う。

911は60周年!

荒井 続いて16位から11位の発表です。第16位トヨタGRヤリス! 第15位ポルシェ911カレラ! 第14位フィアット500e! 第13位ランボルギーニ・ウラカン! 第12位ケータハム・セブン! 第11 位BMW M3&M4!

第16位 トヨタGRヤリス

第15位 ポルシェ911カレラ&カレラ4クーペ

第14位 フィアット500e

村上 エンジン・ドライビング・レッスンにGRヤリスで参加する方がいるんです。もう筑波コース1000では敵なしですよ。ぶっちぎりで速い! 本当にコスパが高いと思う。

渡辺 911は今年60周年です。

村上 僕が今日なぜ赤いジャケットを着ているかと言うと還暦なんです。

島下 911と同い年なんだ。

会場 お~!(大拍手)

村上 ありがとうございます。同じ年に生まれたことを本当に誇りに思っております。

荒井 ちなみに911カレラを選んだジャーナリストは6名。そのうち5人が1位というのが面白い。ムラカミさん含め、これしかないと思わせるクルマということでしょうね。

島下 ウラカンは僕も3位に入れました。ステラートの試乗会でグラベルを走ったんですけど、そこでのドリフトがめちゃくちゃ楽しかった。どこまで踏んでも安心して横に向けていられる。

第13位 ランボルギーニ・ウラカン

第12位 ケータハム・セブン

第11位 BMW M3&M4

村上 ウラカンってランボルギーニの傑作だよね。僕はポルシェ911のスーパーカー版だと思っている。サーキットから普段使いまで全部を網羅している。

島下 M3&M4で今回すごくいいと思ったのは、ハンズ・オフが出来る運転支援が付いてるんです。サーキットでは全開で走れて、帰りは上出来の運転支援で帰ってこられる。この2面性はすごいと思いました。カブリオレもあるしツーリングもある。4WDもあるでしょ。M3&M4ってすごくバリエーションが広がっています。

荒井 10位から7位行きましょう。第10位はランドローバー・ディフェンダー、9位はアルピナD3S/B3、8位はルノー・メガーヌRS、7位はホンダ・シビックでした。

第10位 ランドローバー・ディフェンダー

第9位 BMWアルピナD3S/B3

島下 ディフェンダーはカジュアル感がいいですよね。レンジローバーがスマートになりすぎちゃったから。

渡辺 ショートホイールベースの90でもピッチングなどの不快な動きがないのが素晴らしい。

村上 アルピナはBMWに吸収されることが決まっていて、アルピナが作るアルピナは2025年末まで。いま乗っておきたいクルマの1台だよね。

島下 メガーヌRSは僕の2位です。ウルティムという最終版に乗ったんですけど、こんなに楽しいクルマだったっけと思った。ただ速いだけじゃなくて、こうやって走らせると気持ちいいというツボがあるんです。そこがいい。いま『カーセンサー』でこればっかり見てます。

第8位 ルノー・メガーヌRS

第7位 ホンダ・シビック

荒井 7位のホンダ・シビックはほとんどの人がタイプR推しです。

渡辺 自分で持ってもいいかなというカタチになったというのが大きいと思いますよ。

村上 頑張れば手が届くスポーツカーのなかで最速かもしれない。

◆総合第6位は、アメリカを代表するあのスポーツカー! この続きは後篇で!!

話す人=島下泰久+渡辺敏史+村上 政(ENGINE編集長)+荒井寿彦(ENGINE編集部・まとめ) 写真=茂呂幸正(パーティ会場)

◆総合20位から1位の総評、そしてモータージャーナリスト41人のすべてのマイホット20はコチラ!

(ENGINE2023年9・10月号)

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