2023.12.15

CARS

奥さんのベンツ以外、家のクルマは全部MT(笑) 子供の頃からの念願だった911を手に入れたMT好きのオーナーのポルシェ・ライフとは 

オーナーの宇津さんと愛車の991型911カレラ。

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MTBが繋いだ縁
 
そんな宇津さんが911を買ったのは、ある繋がりがきっかけだった。

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「ポルシェにはずっと乗りたいと思っていましたが、どう乗り始めていいのか分かりませんでした。そんな時、MTBで知り合ったのがポルシェセンター浦和のメカの岡田 大さんでした。彼がいなかったらディーラーに行く勇気はなかったかもしれませんね。最初は彼の薦めもあってMTの718ケイマンにしました」

仕事が忙しく718ケイマンには2年で8000kmほどしか乗れなかったという宇津さんだが、ある時“今度出る992にはMTが設定されないかも?”という噂を聞きつけ、慌てて911を探し始めた。



「本当は997の前期も良かったのですが、我が家は常に“身構えていないといけない”クルマばかりなので(笑)、もうちょっとリラックスして安心できるものにしたい。それなら991の後期型がいいだろうと探していたら、2年ほど前に東北のポルシェセンターで16年型の7段MT、3万8000kmの売り物を見つけたんです。買ってすぐに岡田さんに診てもらって。以来ずっと面倒を見てもらっています」

991カレラは前期型が3.4リッターNA、後期型が3リッター直噴ターボと大きくパワートレインが変更されたモデルでもある。その違いは宇津さんの選択に影響を与えたのだろうか?

「NAかターボかは特に気にしませんでした。我々の時代ってターボは特別な存在だったし、ポルシェはレースでの“ターボ遣い”のイメージが頭に刷り込まれていますからね。それより991の場合、後期型のドアノブやフロントマスクの方が好きですね。昔からプレスラインの少ないクルマが好きで、ドアノブの収まり方が結構気になるんです」

横浜市青葉区にある宇津さんのアトリエ“マイガーデンスタイル”の前にて。もう1台の愛車である、カフェレーサー風にフルカスタムされたスズキ・イナズマ1200とともに。


いつも綺麗な状態に保っているものの、決して猫可愛がりせず、年数回のサーキット走行や、箱根や軽井沢など、仕事で遠出する際に、積極的に乗るようにしているという。

「エンジンもNAのバイクみたいに鋭く回り、特別なターボ感もない。サーキットで早めにアクセルを踏むと少しリアが流れるけど、まだRRの特性を良くわかっていないので、今度サーキットを走る時は、危なくない範囲で、もう少し先の世界を試
してみたいと思っています」

文=藤原よしお 写真=望月浩彦 取材協力=ポルシェセンター浦和

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(ENGINE2023年11月号)

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